胸の筋肉に小胸筋というものがあります。
この筋肉が縮んでしまうと、肩が前方に出っ張ってしまうことがあります(正確には肩甲骨が前に引っ張られることによるものです)。

よく猫背の方に肩が前に出てしまっている方を見ますが、この状態だと胸郭の動きも制限され、効率の良い楽な呼吸は制限されてしまいます。
激しいスポーツを行うときには、小胸筋が肋骨を引き上げて胸郭を拡大させる役割も果たしています。
小胸筋の緊張はその下を通る動脈と神経を圧迫することもあり、腕と手のしびれ、血流が制限される原因ともなります。
小胸筋を緊張させる原因としては、過呼吸や胸式呼吸をする方、咳が長引いている場合に緊張しやすいようです。またむち打ち症、猫背、重いものを持つことも原因となります。長時間腕を前方に保ったり、頭上に上げる作業をしている場合にも影響を与えます。小胸筋は触れただけでは痛みは感じることは少ないので、緊張状態がわかりにくい筋肉であるといえるでしょう。

では、小胸筋の緩め方を紹介していきたいと思います。
小胸筋の緩め方

  1. 小胸筋とは
    烏口突起から肋骨についています 。大胸筋の下に隠れています。
  2. 緩め方
    ①肩を外に挙げます。逆の手で胸の壁をつかみ、脇に向かい手を入れます(かけます)。そのまま下方向に、つかんだ手を下げ、10秒程度キープします。

いかがでしょうか。胸の筋肉が緩んだ感覚を感じ取れましたか?
あるいは、肩が前に出ていたのが少し後方に位置するようになりましたか。

小胸筋のボディワークは、猫背姿勢改善にも有効なので、継続的に行うことをお勧めします。
肩こり、姿勢改善は一筋縄ではいかないものです。長い期間(半年程度)を見てボディワークを行うことで結果も見えてくると思います。そのための我慢強さ、忍耐力も必要になりますが、体の変化のためです。くじけずに頑張りましょう。