群発性頭痛は季節の変わり目などによくみられる頭痛です。片目の奥が激しくえぐられるような痛みが特徴で、痛みの持続時間は1時間程度と短い頭痛です。今回、群発性頭痛の特徴と症状、その対処法まで、文献を参考にまとめていきたいと思います。

群発性頭痛の特徴

季節の変わり目に要注意

群発性頭痛は春先や秋口など季節の変わり目になると頭痛を起こすようになります。毎日就寝後1時間くらいで目の片側の奥に、えぐられるような激しい痛みが特徴です。それが毎晩1時間程度、約1ヶ月に渡り続くため、睡眠不足や、夜寝ることに不安を覚える方もいます。
このような激しい頭痛ですが、命に危険はありません。しかし頭痛が起きている間は額が赤く腫れたり、涙がとまらなくなったり、鼻水が垂れ流れるというようなことになってしまいます。この症状は1時間程度で治り、もとの顔に戻ります。
一般的には男性に多い頭痛ですが、女性にもまれに発症することがあります。

ライオン顔には要注意

群発性頭痛を持っている方たちの共通点はライオン顔です。
ライオン顔とは、凛々しい男顔のような顔で、眉間が張り出しはっきりした顔立ちの顔です。女性では美人できりっとした、宝塚歌劇団の男役のような顔立ちです。

群発性頭痛と気圧

群発性頭痛は気圧の変化で悪化することが多い傾向にあります。
飛行機などでは地上より気圧が低いために、体や血管にむくみが生じ、季節のか変わり目に飛行機にのることは極力避けた法が良いのです。

群発性頭痛とオリーブオイル

群発性頭痛や、片頭痛では、オリーブオイルの摂取はやめておいたほうが無難です。オリーブ入るにはポリフェノールが多く含まれているのですが、ポリフェノールには血管を拡張させる働きがあります。群発性頭痛や片頭痛の方にとって、血管が拡張されて血行が良くなる食品は全て、頭痛が悪化することにつながり、避けるべき食材となります。

群発性頭痛の男性の特徴

群発性頭痛は男性に多いとされているのですが、最近女性でも増えている傾向にあるようです。はっきりした理由はわかりませんが、女性の働き方に変化が出てきたことや、飲酒や喫煙をする機会が増えていることなどが考えられています。
ライオン顔の男性の特徴としては、背が高くがっちりしたマッチョタイプの肉食系男子が多く、仕事をバリバリとこなすエリート、お酒をよく飲み、ヘビースモーカー、アウトドア好きなど情熱にあふれるタイプの方が多いです。

パートナーには群発性頭痛の症状を伝えておくべき

一緒に住んでいるパートナーには、群発性頭痛の症状を必ず伝えておいたほうがよいでしょう。
あまりの痛みにのたうちまわることがあることを知らずに、初めてそれを見たパートナーはきっと、気が狂ったかなにかでそうなっていると思い込んでしまいます。
そのため、頭痛の内容の説明(一度は見てもらっておいたほうが良い)、命に別状はないこと、季節限定の頭痛で有効な治療法もあることを伝えておくことが必要です。

群発性頭痛の対処法

痛みの特徴の整理

群発性頭痛は片目の奥をえぐられるような激しい頭痛を伴います。その痛みは必ず片目に起こり、眼窩(眼球の入るくぼみ)や眼窩上部に痛みがあります。また側頭部にも痛みは広がり、痛くてじっとしていられないことが特徴です。
涙が出たり、結膜が充血したり、眼瞼下垂(まぶたが下がる)や眼瞼浮腫(まぶたがはれる)、鼻がつまったり鼻水がでるといった症状もあります。
痛みの周期、頻度は年単位の周期である一定の時期に毎日、同時刻に起こります。2日に1回〜1日に8回という頻度です。持続時間は15分から180程度となっています。

医療機関の受診

痛みが起こる時期には医療機関を受診し、適切な治療を受ける必要があります。
群発性頭痛の予防薬、頭痛が起きた際の対処に用いるトリプタン製剤の点鼻薬、即効性のある自己注射(スマトリプタン)もあります。

禁酒、禁煙、禁欲

アルコールは脳の血管を拡張させる働きがあるため、発作が起こる確率が大きくなります。
タバコは鼻の奥にある粘膜の神経が集中しているところを煙で刺激してしまい、群発性頭痛がひどくなってしまうことがわかっています。群発性頭痛の期間中、どうしてもタバコをやめられない場合は、煙を鼻の穴から出さないように口呼吸で吸うという、少し甘めの生活指導もあるようです。
禁欲に関しては、薬を使って局所的に血管を膨らませている場合、それは脳の血管にも多少は作用するため、使用直後から頭痛がひどくなることがあります。
禁酒、禁煙、禁欲の3大項目は、群発性頭痛の期間中は守るようにすることが大切になります。

参考文献