片頭痛や、群発性頭痛をもっている方は、血管を拡張させる働きがある食材を多く摂りすぎると、頭痛がひどくなってしまう可能性があります。今回、片頭痛や群発性頭痛における注意すべき食材について、文献を参考にしながらまとめていきたいと思います。

片頭痛、群発性頭痛を誘発させる食材

イタリア料理

イタリア料理には、オリーブオイルをたっぷりと使用した料理が出てくることが多いかと思います。このオリーブオイルには、血管を拡張させる働きがあり、片頭痛や群発性頭痛をもっている方にとっては天敵といえる食材となります。
他にもポリフェノールを多く含む食品には赤ワイン、チーズや柑橘類といったものが代表格です。イタリア料理ではこういった食材を使用したものが多く出てくるために、注意が必要となります。
一般的にポリフェノールは健康によい食品なのですが、片頭痛や群発性頭痛をもっている方にとっては、血管を広げて血行を良くする食材はタブーとなるのです。

中華料理

中華料理によく使用されるグルタミン酸ソーダという旨味調味料がありますが、この調味料は脳の血管を拡張し、血行をよくさせる働きがあります。
中華料理とは異なりますが、ステーキにはイノシン酸やグルタミン酸などのうまみ成分が多く含まれています。またソーセージには亜硝酸ナトリウムという保存料が含まれており、これも脳血管を拡張し血行をよくさせる働きがあるため注意が必要です。
うまみ成分やうまみ調味料は料理の味を際立たせる役割がありますが、中には脳血管を拡張させ、片頭痛や群発性頭痛を持つ方にとっては要注意です。

和食による片頭痛の予防

和食には片頭痛を予防する効果があるとされているビタミンB2やマグネシウムを多く含む食材が数多くあります。
具体的な食品としては、ビタミンB2ではレバー類、うなぎの蒲焼、かれい、いわし、ぶり、ヨーグルト、牛乳、卵、納豆などです。マグネシウムでは大豆、大豆加工品、海藻類(ひじき、わかめ)、いわし、かつお、ごま、ほうれんそうなどがあります。

頭痛を誘発する食材が必ずしもいけなくはない

片頭痛や群発性頭痛を誘発する食材が、必ずしも悪いというわけではありません。気をつけなければならないことは、片頭痛が起きやすい休日や月経前後、排卵日前後、群発性頭痛が起きやすい季節の変わり目に血管拡張を促す食材を多く摂りすぎないようにすればよいです。

片頭痛と感覚異常

片頭痛と味覚、温度覚

片頭痛の際には、三叉神経という脳神経が興奮し、その情報を脳神経に伝える際に、味覚過敏や口腔内の温度感覚が正確ではなくなることがまれにあります。
味覚過敏の原因はアロディニア(異痛症)の一種ではないかという考えもあるようです。アロディニアは頭部、顔面に異常感覚がある症状で、皮膚に風があたると痛い、ピリピリするといった症状です。このような症状は片頭痛の初期症状として現れることが多いようです。

参考文献