片頭痛は、特定の状況下で起こりやすい性質があります。特に休日、天気、月経、排卵日に左右されやすいことがわかっています。今回、片頭痛が誘発されやすいそれぞれの状況について、文献を参考にしながらまとめていきたいと思います。

片頭痛が誘発されやすい状況

休日と頭痛

片頭痛は休日や週末に誘発されやすいことがわかっています。その理由としては、仕事が休みになると安心しますが、その際自律神経は副交感神経優位となります。副交感神経が優位の状態では、脳の血管は緩み、血管周りに存在する三叉神経が刺激されます。三叉神経が刺激されると脳の血管が拡張され痛みが誘発されるのです。

天気と頭痛

片頭痛では、気圧の変化や温度の変化にも敏感に反応し、頭痛を誘発することがあります。
気圧が下がると、人間の体はむくみやすくなり、そのため脳の血管もむくんで、血管周囲に存在する三叉神経を刺激して、頭痛を起こすことが多くなります。
また片頭痛が起きている際には、むくんだ血管の隙間から水分が漏れ出すことによって、血管内の水分が減少し、尿量が減ります。そのため、普段と比べるとむくみやすくなってしまうのです。
このような場合、トリプタン製剤という特効薬を飲むと、頭痛が治ると同時に脳血管のむくみも元に戻り、血管外に漏れ出した水分も血管内に戻り、尿量も増えます。

頭痛と月経、排卵

月経の前後には片頭痛が誘発されやすくなります。
月経の起こる数日前からは、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが変動し始め、それにより脳血管が拡張します。また同じく女性ホルモンが変動する時期としては、排卵日前後もあります。

参考文献