片頭痛のをもっている方は、幼少期から様々な特徴(性格、行動)をもっているといわれています。これには脳の過敏性の高さからくるものだと考えられています。今回、隠れ片頭痛体質の方の、幼少期からの特徴について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

隠れ片頭痛体質の特徴

熱を出してけいれんを起こした経験がある

脳の過敏性が高く、熱による脳への刺激でけいれんをおこしやすい体質であるといえます。

入眠時に瞬間的にピクッと動く、寝ている時に歯ぎしりをする

寝入りばなの入眠時には、脳が睡眠をとるモードに切り替わり、その際に脳波検査で異常がでやすいと言われています。
これは脳の過敏性の高さ、興奮性の高さにより、このようなタイミングで一瞬ピクリと動いたり、歯ぎしりえおすることが多くなります。

乗り物酔いをしやすい

片頭痛体質があると、乗り物の揺れを敏感に感じ取ってしまうことで、ジェットコースターなどの絶叫系の乗り物を嫌がる事が多くなります。
これは小腸にあるセロトニンの不安定さを敏感に感じ取ってしまうために起こる症状で、幼少期では脳内のセロトニンが支配する神経は発達が未熟なために、頭痛はあまり感じず腹痛を訴える子供が多いと言われています。

自家中毒(周期性嘔吐症)を起こしやすい

極度の緊張感のあとに、安心することで自律神経の副交感神経が優位となることで、運動会、学習発表会などのイベント終了後の夜や、翌日に調子が悪くなることが多くなります。

低血圧で、早起きが苦手で機嫌が悪い

片頭痛体質の方は脳血管が拡張しやすく、一般的に低血圧となりやすいです。そのため早起きは苦手で機嫌が悪くなりやすいです。

「変わっている」、落ち着きがないと言われる

片頭痛体質の子供は脳の過敏性が高く、突拍子のない行動を取ったり、変わった行動を取ったりする傾向にあります。脳は常に興奮状態であるため、じっとしていられず落ち着きがないと思われることがあります。

こだわりがあり几帳面

ひとつのことにこだわりを持ったり、他人の言うことには耳を貸さない、またその反面几帳面なことが多くあります。
自分の思った通りにならないと気が済まないような所があり、子供の頃にはわがまま、駄々っ子と言われるような子供が多いと言われています。

人混みや閉鎖された空間が苦手

人混みや閉鎖された空間など、酸素の薄くなる場所や、特定のにおいを嫌う傾向があります。
そのため、映画館などに行きたがらない傾向にあります。

季節の変わり目が苦手

春先の体調不良が多かったり、マイナス思考になりがちな傾向にある人が多くあります。
春先は脳内セロトニンの変動が最も大きく、五月病といわれるような経験がある方は、隠れ片頭痛体質になります。
秋口も同じような傾向になる方が多くあります。

先回り、先読みする傾向

思い通りにならないことが不安で、先の先まで読んで行動しようとする傾向にあります。
全員ではありませんが、早口で喋る傾向にあり、感情が高まった時には、より一層その傾向が強くなります。

耳鳴りがしたり、まぶしさを感じやすい

脳の過敏性が脳の側頭葉に影響を与えると、耳鳴り(頭鳴)がすることがあります。また、カメラのフラッシュなどで異様に眩しく感じたり、数分間残像が残るなど、脳の後頭葉の過敏状態により引き起こされます。

アレルギーや小児喘息にかかったことがある

片頭痛の方は、花粉症や食べ物のアレルギーをもっている傾向があります。また子供の片頭痛と気管支喘息との合併率の高さも関係しているようです。
片頭痛と気管支喘息は共通点が多くあり、月経時、季節の変わり目、環境の変化で増悪することが多いと言われています。
気管支喘息の予防薬が片頭痛の予防薬として有効であることの報告もあるようです。

参考文献