今回は豊かな表情をつくるためのひとつの要素である顎関節について考えていきます。
顎関節周囲の問題の原因についてはガムの噛みすぎ、虫歯、膿瘍、夜間の歯ぎしりなど、様々な原因で起こります。歯の治療も顎関節の筋を緊張
させますし、精神的な緊張状態が続くことや、口呼吸、猫背・うつむいた姿勢なども習慣的に顎関節の筋を緊張させてしまいます。
このストレス社会においては、精神的な緊張状態が続くことは誰にでもあることです。しらない間に顎関節周囲の筋肉を緊張させてしまっていることもあるということになります。

では、まず顎関節のズレを調べる事から始めてみましょう。
①顎関節の場所は、耳の穴の前方に位置しています。顎関節に指で触れ、顎を開いたり閉じたりすると 動きに合わせて顎関節が動くのを確認できると思います。
②顎関節が動くとき、口は大きく開けるでしょうか。左右差を確認できる方は、どちらか一方の開き が早くなっていたり、逆に遅くなっていませんか。またどちらか一方が前に出すぎていないでしょ うか
顎関節に関しては、左右差がない方の方が珍しいかもしれません。それだけわずかなズレが生じやすい場所でもあり、そのズレが表情、または全身の緊張状態に影響する場所でもあります。
次に、顎関節の調整に入ります。
①手の平に、頭のこめかみ部分を当てます。このとき手の方は固定したいので、肘を膝に当てるなどす ると固定できます。
②頭を傾けていき、手の平頭に押し当てながら、頭の先に向かって滑らしていきます。

この動きは、主に咬む筋肉を緩めることになります。
前回お伝えした前頭筋は、顎関節周囲の筋肉に影響を与えると言われています。これは筋膜で筋肉同士のつながりがあるためですね。
顎関節は噛み合わせや歌手にとっては発声、高音の出し方にも影響すると言われています。
ストレスはかならずあるものなので、緊張状態を感じたときに、歯をくいしばる等の習慣をなくしていくことも、顎関節周囲の筋を良い状態に保つのにオススメです。
顎関節の問題で、顎関節症というものがありますが、この場合は医療機関を受診するようにしてください。