パーキンソン病の方の疲労の特異的な評価尺度として、PFS-16(Parkinson  Fatigue Scale)があります。今回、PFS-16の概要と評価方法、結果の解釈について、まとめていきたいと思います。

PFS-16(Parkinson  Fatigue Scale)の概要と評価方法、結果の解釈

PFS-16(Parkinson  Fatigue Scale)の概要

PFS-16(Parkinson  Fatigue Scale)は、パーキンソン病の方の、「疲労」に対する特異的な評価尺度です。
PFS-16は、疲労に関する16項目の質問から構成されています。
対象者は、「1:全く当てはまらない」〜「5:強く当てはまる」の5件法で、回答を選択します。

 

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PFS-16(Parkinson  Fatigue Scale)の評価方法

評価基準

1:全く当てはまらない
2:当てはまらない
3:どちらでもない
4:当てはまる
5:強く当てはまる

 

評価項目

1. 日中,休息を要する。
2.  疲労により生活が制限されている。
3.  他人よりも早く疲れてしまう。
4.  私にとって疲労は三大症状の1つである。
5.  疲労困憊と感じる。
6.  疲労のため社交に消極的になっている。
7.  疲労のため物事を成し遂げるのに時間がかかる。
8.  体が重いと感じる。
9.  こんなに疲れていなければ,もっと多くのことができるのにと思う。
10.  何をするにも骨が折れる。
11.  ほとんどいつも元気が出ない。
12.  完全に疲れ果てたと感じる。
13.  疲労のため日常活動に対処するのが困難である。
14.  何もしていないときも疲れを感じる。
15.  疲労のためにしたいことが十分にできない。
16.  どこにいても横になりたいほど疲れる。

 

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PFS-16(Parkinson  Fatigue Scale)の結果の解釈

各項目の合計点から、平均値を算出します。その範囲は1.0〜5.0となります。
PFS-16では、得点が高いほど疲労を感じていることを表しています。
平均値が3.3以上を基準とすれば、感度84.7%,特異度82.1%で、疲労に問題のある対象者を特定できるとされています。
そのため、カットオフ値は3.3となります。

対象者の疲労は、意欲低下や動作の制限につながることが考えられます。
セラピストは、その原因が何にあるのかを考え、例えば効率的で疲れにくい動作方法を指導する、連続で動く時間を制限する(適切な休息をとる)、福祉用具を適切に使用し、努力的な動作を軽減する、などの指導をしていくことが大切になります。

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