トランクコントロールテスト(Trunk Control Test)はベッド上で行うことのできる簡単な体幹機能・能力評価法のひとつです。トランクコントロールテストは脳卒中の予後予測で使用される評価法でもあります。今回、トランクコントロールテスト(Trunk Control Test)概要と起き上がり動作との関係について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

トランクコントロールテスト(Trunk Control Test)概要と結果の解釈

参考文献

脳卒中機能評価セミナー・予後予測セミナー 配布資料

トランクコントロールテスト(Trunk Control Test)概要

トランクコントロールテスト(Trunk Control Test)はベッド上で実施可能な体幹機能・能力の評価法です。
基本動作から評価するため、疾患や機能の回復により、点数が飽和する可能性もあります。

体幹機能評価には、以下のようなものもあります。
Trunk Impairment Scale(A) の概要と評価方法、結果の解釈

Trunk Impairment Scale(B) の概要と評価方法、結果の解釈

体幹機能の評価とリハビリテーション!評価尺度から臨床的評価、訓練内容のヒント!

 

トランクコントロールテスト(Trunk Control Test)の評価法

患側への寝返り

0、12、25

健側への寝返り

0、12、25

座位への寝返り

0、12、25

座位保持

0、12、25

評価基準

介助を要す

12

動作可能であるが、ベッドシーツを引っ張ったり、モンキーポールを使用したり、保持に手を必要とする

25

正常に遂行可能

 

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結果の解釈

各評価項目の合計点は100点満点になります。
100点満点であっても、体幹機能や能力に問題がないことを保証するわけではないため注意が必要です。
先行研究では、脳卒中発症後6週において、トランクコントロールテストが50点以上であれば発症後18週の時点で歩行が可能とされています。また、40点以下の者では、18週の時点で歩行が可能になったのは0人であったとされています。

脳卒中片麻痺者における起き上がり動作可能群と不可能群の身体機能の比較では、影響が大きい順に体幹機能、非麻痺側上肢機能、麻痺側下肢機能、麻痺側上肢機能、非麻痺側下肢機能とされています。
起き上がり動作可能群のトランクコントロールテストの平均±標準偏差は、92.0±13.0で、起き上がり動作不可能群では、43.5±33.0となっています。
起き上がり動作の筋活動の筋電図解析では、背臥位・側臥位からの起き上がりでは腹直筋の活動が認められ、また高齢者の起き上がり動作の所要時間には体幹屈曲筋力と側方リーチの重要性が指摘されています。
このことから、起き上がり動作へのアプローチには体幹機能を支点にもっておく必要性があるといえます。

体幹機能のトレーニングに関しては、以下の記事も参照してください。
リーチ動作訓練と体幹運動!全方向へのリーチをトレーニングする!

体幹可動域維持・拡大のためのトレーニング(自主トレ可)

ADL動作につなげる体幹制御〜様々な姿勢を利用して〜

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