足・股関節・ステッピング戦略はバランスを保持する上で重要で、生活場面の様々な場面で用いられています。今回、足・股関節・ステッピング戦略の評価方法について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 生活につなげる!足・股関節・ステッピング戦略の評価方法!

文献

 足関節戦略の評価方法

足関節戦略は、足長に対して長く硬い、変動がおきにくい支持面でのバランス保持に用いられます。
小さくゆっくりとして揺動の制御に用いられます。

評価では、
①腰の幅に足を広げさせ、硬い地面の上に立たせます。
*この際の足関節の動揺に注意して観察します。
*効率的に行うことができれば、支持面を狭め(足幅を狭め)、課題のレベルを高くします。両足をそろえて立つことで支持基底面を小さくし、安定性限界を狭め、重心動揺の制御の必要性を高めます。
*課題レベルが高くなれば、足関節戦略の使用の増加に注意を払います。

通常、両足を揃えても、人は足関節戦略と最小限の股関節戦略でバランス維持が可能です。
この肢位で足関節戦略の不使用、もしくはステッピング戦略の使用は、自動姿勢応答を生じる能力に問題があることを示しています。



股関節戦略の評価

股関節戦略は、足長に対して短い支持面で、それが柔軟もしくは足関節戦略が無効(無効だと認識されるものも含む)なときのバランス保持に用いられます。

機能の高い対象者の評価では、
①足底の中央のみが支持を受ける平均台(10cm程度)に立たせます。
*支持面がこの幅だと足関節周囲に十分なトルクを生じさせることができず、足関節戦略は無効になります。

その他の評価としては、
①クッション性のある10cm幅の素材の上に立たせます。
*この状況では足関節周囲に十分なトルクを生じさせることができず、足関節戦略は無効になります。

過剰な足関節戦略の使用や、ステッピン方略のみの使用は、股関節方略を生じる能力に問題があることを示しています。

側方股関節戦略の評価では、
①継ぎ足位をとらせます。
*この姿勢は外側支持基底面を狭くします。
 足関節戦略では有効な外側幅が限られているため、バランス維持のために股関節戦略を用います。
*硬い支持面で行える場合、支持基底面を狭くするために平均台の上で同課題を行います。

全ての評価において、どのような戦略が用いられているか、その有効性を評価します。
バランスの喪失は、特定の戦略の失敗を示しています。

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ステッピング戦略の評価

ステッピング戦略の評価では、さらに姿勢制御機構を刺激する必要があります。
例えば、前途した全ての条件を組み合わせます。
柔軟な支持面で両足を揃える、もしくは継ぎ足位をとらせます。

 

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