認知症者の生活障害を評価するADL 評価尺度として、PADA-D(Process Analysis of Daily Activity for Dementia)があります。今回、PADA-Dの概要と評価方法、結果の解釈についてまとめていきたいと思います。
目次
- 1 認知症者のADL、IADL評価(生活行為障害)!PADA-Dの概要と評価方法、結果の解釈!
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認知症者のADL、IADL評価(生活行為障害)!PADA-Dの概要と評価方法、結果の解釈!
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PADA-D(Process Analysis of Daily Activity for Dementia)の概要
PADA-Dは、アルツハイマー型認知症者を対象とした、生活行為障害を評価するものです。
PADA-Dは、生活行為の14項目(排泄、食事、更衣、整容、移動、入浴、電話、買い物、調理、家事、洗濯、外出、服薬管理、金銭管理)から構成されています。
これら14項目の生活行為を、5工程・3動作に分割して評価を行う構成となっています。
この評価尺度の特徴は、 5工程の最初が起点で最後が終点のため、 プロセスを追った工程が遂行されないと、その生活行為は 成立しない ことが明確に可視化される点 である。
生活行為の各工程は 、さらにプロセスに沿った下位の3動作に分割しているため、工程が成立しない要因をその 3動作から見出すことが可能となる。
そのため、この評価尺度は患者の生活行為を観察によって評価することが基本となる。
しかし、観察ができない場合でも 、患者をよく知る介護者から生活行為の聞き取りを行うことで 、客観性に準じた生活障害の評価を果たすことが可能である。
また、評価を行うことで、 生活行為の工程および動作に「いいえ」とチェックされた箇所が、生活障害の要因と必要とされるリハビリテーションの介入ポイントとなるため、チェックされた項目前後の動作、および工程を
理解したリハビリテーション介入が可能となる。
即ち、PADA-Dは、患者が普段の生活の場で、生活行為のどの工程でつまずき、どのような動作が阻害されているかを正確かつ簡易に評価できる評価尺度と考えられる。平成31 年度厚生労働科学研究費補助金(長寿科学政策研究事業・認知症政策研究事業)アルツハイマー病患者に対する生活行為工程分析に基づいたリハビリテーション介入の標準化に関する研究生活行為工程分析表Process Analysis ofDaily Activity for Dementia PADA-Dの使用方法
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PADA-D(Process Analysis of Daily Activity for Dementia)の評価方法
PADA-Dは、基本的には観察評価で行い、観察評価ができない場合には主たる介護者に聞き取りを行います。
以下は、服薬管理の評価表です。
出典:平成31 年度厚生労働科学研究費補助金(長寿科学政策研究事業・認知症政策研究事業)アルツハイマー病患者に対する生活行為工程分析に基づいたリハビリテーション介入の標準化に関する研究生活行為工程分析表Process Analysis ofDaily Activity for Dementia PADA-Dの使用方法
見てもらうと分かりますが、前途したように、一つの生活行為が5工程・3動作で示されています。
観察または聞き取り評価により、各工程の下位項目に問題がないかを確認していきます。
詳しくは、PADA-Dの使用マニュアルを確認してください。
入手方法は、鹿児島大学医学部の田平先生のホームページにアクセスし、そこでPADA-Dについてのアンケートに回答した後、調査表とマニュアルがダウンロードできるようになっています。
https://tabitaka-lab.jimdofree.com/
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PADA-D(Process Analysis of Daily Activity for Dementia)の結果の解釈
PADA-Dは、各生活行為が5工程・3動作に分割されているので、各1点として15点の点数をつけることができます。
満点であれば、一つの生活行為として動作が遂行できているということになりますが、一つでも問題があれば、その生活行為は自分で遂行できないと捉えることができます。
そして、評価によって得られた情報(どの工程のどの動作に問題があるか)を元に、どのように援助すレバその生活行為が遂行できるようになるのかを考えることが可能になります。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
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