脊髄損傷者(不全麻痺)の歩行能力の評価尺度に、WISCI Ⅱ(Walking index for spinal cord injury II)があります。今回、その概要と評価方法をまとめていきます。

脊髄損傷者(不全麻痺)の歩行能力の評価尺度:WISCI Ⅱの概要と評価方法

WISCI Ⅱの概要

WISCI II(Walking index for spinal cord injury II) は、平地10mの歩行において、どの程度身体的な介助が必要か、またどのような装具や補助具を使用するかどうかを基準にして、歩行を21件法 (0-20) に分類する評価尺度です。
脊髄損傷者の歩行レベルが現段階でどのレベルにあるのかを知ることができます。
また、次の段階ではどのような歩行様式になるのかを知ることができます。

評価の注意点

10mの歩行では、時間の計測はなく、対象者本人のペースで歩いてもらいます。
身体的介助は対象者に接触がある場合で、見守りは含まれません。

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評価項目

以下は評価項目ですが、私が日本語訳にしたものなので、正確ではないかもしれません。

0.立つ/歩くことができない
1.平行棒にて下肢装具をつけ、2人の身体的介助で10m未満の歩行
2.平行棒にて下肢装具をつけ、2人の身体的介助で10m歩行可能
3.平行棒にて下肢装具をつけ、1人の身体的介助で10m歩行可能
4.平行棒にて下肢装具をつけずに、1人の身体的介助で10m歩行可能
5.平行棒にて下肢装具をつけ、介助なしに10m歩行可能
6.歩行器を使用し、下肢装具をつけ、1人の身体的介助で10m歩行可能
7.2本の松葉杖/ロフストランド杖を使用し、下肢装具をつけ、1人の身体的介助で10m歩行可能
8.歩行器を使用し、下肢装具をつけず、1人の身体的介助で10m歩行可能
9.歩行器を使用し、下肢装具をつけ、介助なしに10m歩行可能
10.1本の杖または松葉杖/ロフストランド杖を使用し、下肢装具をつけ、1人の身体的介助で10m歩行可能
11.2本の松葉杖/ロフストランド杖を使用し、下肢装具をつけずに、一人の身体的介助で10m歩行可能
12.2本の松葉杖/ロフストランド杖を使用し、下肢装具をつけ、介助なしに10m歩行可能
13.歩行器を使用し、下肢装具をつけず、介助なしで10m歩行可能
14.1本の杖、または松葉杖/ロフストランド杖を使用し、下肢装具をつけず、1人の身体介助で10m歩行可能
15.1本の杖、または松葉杖/ロフストランド杖を使用し、下肢装具をつけ、介助なしに10m歩行可能
16.2本の松葉杖/ロフストランド杖を使用し、下肢装具をつけずに、介助なしで10m歩行可能
17.杖や歩行器などを使用せず、下肢装具をつけずに、1人の身体的介助で10m歩行可能
18.杖や歩行器などを使用せず、下肢装具をつけ、介助なしに10m歩行可能
19.1本の杖または松葉杖/ロフストランド杖を使用し、下肢装具をつけず、介助なしで10m歩行可能
20.杖や歩行器などを使用せず、下肢装具をつけず、介助なしで10m歩行可能

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