普段の生活において、椅子や机の高さが合わず、いつの間にか猫背になっていたり、腰が痛くなっていることはないでしょうか。このような環境が姿勢を崩す要因になっている場合、その環境を整えることで理想的な作業姿勢に近ずき、体への負担を軽減することが可能です。今回は、理想的な作業姿勢のための机、椅子の高さについてお話していきます。
目次
理想的な作業姿勢のための机、椅子の高さの調整
参考文献
理想的な立位姿勢
理想的な立位姿勢の条件は、頭部、体幹、骨盤、四肢が背面(前額面)、体の横側(矢状面)のそれぞれにおいてきれいに配列されている状態になります。
背面(前額面)から見た配列
前額面(背面)から見た理想的な配列は、外後頭隆起、椎骨棘突起、殿裂、両膝関節内側間の中心、両内果間の中心を通ります。
体の横側(矢状面)から見た配列
矢状面(体の横側)から見た理想的な配列は、耳垂、肩峰、大転子、膝関節前部(膝蓋骨後面)、外果の2〜3㎝前部を通ります。
このような理想的な配列姿勢がとれていると、身体動揺はわずかになり、立位姿勢を保持するための筋活動やエネルギー消費が最小になります。
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立位姿勢で働く筋肉
立位姿勢を保つために働く筋肉を抗重力筋といいます。
体の腹側の抗重力筋には、頸部屈筋群、腹筋群、腸腰筋、大腿四頭筋、前脛骨筋があります。
体の背側の抗重力筋には、頸部伸筋群、脊柱起立筋群、大臀筋、ハムストリング、下腿三頭筋があります。
このなかでも、頸部伸筋群、脊柱起立筋、大腿二頭筋長頭、ヒラメ筋を主要姿勢筋といい、立位姿勢で前方にかかるかかる力を制御するために後方から引っ張る役割があります。
立位姿勢における理想的な作業台の高さ
調理動作において、流し台の高さが合わずに腰に負担をかけたという経験がある方も多いかもしれません。
これは、負担のかかる同姿勢をとり続けたことによる筋疲労が原因です。
理想的な作業台の高さは、『身長÷2+5〜10㎝』と言われています。
台が高い場合は、履物や床に台を置くなどして調整し、低すぎる場合には椅子に座って調整するなどの環境設定が必要になります。
理想的な椅子座位姿勢
理想的な椅子座位姿勢の条件は頸部と体幹が垂直で、股関節と膝関節は直角に曲がり、足の底が地面に接地している状態です。体の横側(矢状面)から見ると、顎が軽く引けており、背中が丸まっておらず、腰も反ったり、逆に丸まったりしていない姿勢です。
背面(前額面)から見ると、いかり肩やなで肩でないか、脊柱の側弯がないかなども姿勢をみるポイントになります。
座位姿勢で働く筋肉
体の腹側で働く筋には、広頸筋、腹直筋があります。
体の背側で働く筋には、後頭下筋群、僧帽筋上部繊維、脊柱起立筋、腸腰筋、ハムストリングがあります。
椅子座位における理想的な椅子の高さ、机の高さ
椅子座位姿勢における理想的な椅子の高さは、『身長×0.25−(0〜2)㎝』と言われています。
作業時の理想的な机の高さは、『身長×0.25−(0〜2)+身長×0.183−(0〜2)㎝』と言われています。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
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ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)
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