長座位は、脊髄損傷や脳血管障害者のADL動作でしばしば用いられることのある座位です。今回、長座位に必要な身体機能と、長座位でバランスを保つための要素を確認していきたいと思います。

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長座位に必要な身体機能!長座位でバランスを保つための要素を確認!

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長座位とは(長座位の特徴)

長座位とは、股関節を屈曲位で両下肢を前方に置いた座位姿勢です。

脊髄損傷や脳血管障害などの方が、各種ADL動作遂行の際に選択することがあります。
例えば脊髄損傷の方では長座位を用いたトランスファーを習得することがあります。
また、脳血管障害者では、立位でのズボン着脱が難しい場合に、長座位という比較的安定しやすい姿勢で動作獲得を目指すことがあります。

図のような長座位姿勢を取れることが重要なのではなく、長座位姿勢でバランスをとり、いかに上肢を効率よく使用し動作を達成するかの視点が大切になります。

そのためには、バランスを構成する要素であったり、長座位を保持するために必要な身体機能を理解しておく必要があります。

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長座位姿勢をとるためのバランスについて

座位保持するということは、バランス保持ができているということです。

バランスを保つということは、支持基底面内に重心点を留め続けることができていると言えます。

そのために必要な筋肉を抗重力筋と言います。

また必要な感覚を前提覚、視覚、体性感覚と言います。

重心点が逸脱しないようにする反応を立ち直り反射と言います。

抗重力筋をある一定(適切な)の張力に保つものを姿勢筋緊張と言います。

姿勢筋緊張が適切に(無意識レベルで)コントロールされていないと、急な姿勢変換などに伴う立ち直り反射は誘発されにくくなります。

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長座位と重心点

長座位における重心点は、上半身重心と下半身重心が合成された重心点になります。

先ほどの話から、この合成された重心点が支持基底面から逸脱しない限り、長座位を保つことができるということになります。

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長座位と関節可動域

長座位においては、股関節の関節可動域の確保が必要になります。

特に、膝関節が伸展された状態での股関節屈曲の可動域(SLR角)です。

長座位で必要な(バランスよく長座位を保持するための)SLR角は100°は最低限必要だと言われています。

SLR角が不十分だと、長座位で前屈すると骨盤が後傾します。

骨盤後傾に対しては、代償的に体幹・股関節が屈曲するため、バランスが不安定な長座位保持となってしまします。

バランスが不安定な状態では、上肢はバランス保持に参加しようとするため、上肢操作がうまく行えない状態でADLを遂行しなければならず、努力性が高まったり、効率性が低下してしまいます。

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長座位に必要な可動域を確保する方法

長座位保持のための練習として、「前もたれ座位」があります。

前もたれ座位のメリットとしては、股関節屈曲可動域の確保だけではなく、脊柱の可動性を確保するのにも役立ちます。

ベッド上で過ごす時間が長くなると、腰背部をマットに押し付ける時間が長くなります。

すると、腰背部の筋緊張が亢進してしまい、脊柱の可動性が悪くなることがあります。

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長座位保持のための腹筋、背筋の筋活動

長座位では、後方傾倒に対しては腹筋群の求心性収縮により前方に重心を移動させてバランスを保ちます。

この時、前方傾倒しすぎないように、腰背部筋は遠心性収縮で速度または角度調整を行います。

一方、前方傾倒に対しては腰背部筋の求心性収縮により後方(正中)に重心を移動させてバランスを保ちます。

この時、後方傾倒しすぎないように、腹筋群は遠心性収縮により速度または角度を調整を行います。

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長座位で側方傾斜する要因

長座位における側方傾斜は、体幹(脊柱)部の側方傾斜と骨盤部の側方傾斜を考えます。

体幹(脊柱)部の側方傾斜では、
・多裂筋の筋緊張亢進or低下
・腹斜筋の筋緊張亢進or低下
が考えられます。

骨盤部の側方傾斜では、
・中殿筋後部繊維の筋緊張亢進or低下
・大殿筋下部繊維の筋緊張低下
が考えられます。
大殿筋下部繊維の筋緊張低下の場合、骨盤後傾位を伴います。

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長座位における骨盤後傾の原因

骨盤後傾の原因については、長座位だけではなく、端座位にも当てはまることです。

骨盤後傾の原因として、
・腹直筋の筋緊張亢進or低下
・内腹斜筋の筋緊張低下
・外腹斜筋の筋緊張低下
・多裂筋の筋緊張低下
・ハムストリングスの筋緊張亢進
が考えられます。

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