足趾・足把持力が姿勢制御、転倒予防に良いと言われています。今回、足趾・足把持力が姿勢制御、転倒予防につながる理由や、足趾筋力向上練習方法とその効果のメカニズムについてまとめていきたいと思います。
目次
足趾・足把持力が姿勢制御、転倒予防につながる理由!足趾筋力向上練習方法と効果のメカニズム!
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足部の機能解剖
足部は姿勢保持や調整に重要な役割を果たしています。
足指・足底把握能は、閉鎖運動連鎖での地面に対する安定性と情報入力収集機能を合わせ持つとされていることが大きな理由です。
足指・足底把握能が低下すると、バランス能力の低下や転倒につながることから、その機能評価とトレーニングが重要になります。
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足底とメカノレセプター
足底部には、姿勢調整を円滑に行うための感覚受容器があります。
これらを総称して足底メカノレセプターと呼んでいます。
足底の中でも、足趾部はメカノレセプターの分布密度が高いことがわかっています。
前途した足部の機能解剖においても、前足部は情報入力収集機能があると述べたように、足趾部のメカノレセプターの賦活は、バランス能力に一役買っていることがわかります。
立位における足底での感覚情報入力には、触・圧覚変化の加速度や速度、皮膚のずれを感知する事により上位中枢へ情報伝達され、姿勢制御が行われます。
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足趾、足把持力と静的立位安定性
静止立位において、足関節の底屈筋力や母趾屈曲筋力の低下が安定性低下に繋がることがわかっています。
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足趾、足把持力と片脚立位安定性
片脚立位においては、足趾屈筋群の機能低下が片脚立位の不安定性に関与しており、これは歩行時の前後の安定性にも関与することが示唆されています。
タンデム肢位や片脚立位を保持できることは、重心線が足底面内に収まるということです。
立位での重心移動にける左右方向については、一定の支持基底面内で重心移動をして一側の足底内に体重心を移動できるのと同じということになります。
すなわち立位での左右重心移動とタンデム肢位や片脚立位は似たような機能的側面を持つということです。
歩行との関係性で見ていくと、片脚支持期での安定性は片足の足底による支持基底面を介しての体重心のコントロールによるものです。
動的なコントロールの前提として片足位での立位保持能力(静的な体重心のコントロール能力)が必要となることから、タンデム肢位や片脚立位を取れるということは、上記のような能力を有しているということになります。
詳しくは、以下の記事を参照してください。
バランス能力とタンデム肢位!タンデム肢位に必要な姿勢制御やできない原因!
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足趾、足把持力と歩幅
足趾の屈曲力が良好な場合、前足部への重心移動がスムーズに行われます。
するとプッシュオフの際に足部外在屈筋力が効率良く働き、反対側の歩幅が増大すると考えられています。
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足趾、足把持力と最大歩行速度の床半力
良好な足趾把持筋力がある場合、足趾による制動力が発揮されることで踵接地の衝撃吸収が適切になされます。
また、プッシュオフにおいて遊脚の方向性が定まりやすくなることで歩行率が向上し、最大歩行速度が向上することが考えられています。
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足趾、足把持力と転倒
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足趾、足把持力向上練習の方法
上図のようなアクティビティを用いた方法は、実際の足把持力がどの程度あるのかを把握することが可能なため、それ自体が評価にもなります。
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足趾、足把持力訓練の効果とそのメカニズム
足趾把持力向上練習を行うことで、前途した足底メカノレセプターが賦活され、足底からの感覚情報入力の増加が期待できます。
また、アクティビティを用いることで、目と足の協調性が改善されます。
バランス保持には視覚情報入力も貢献していますが、視覚情報入力に対して下肢の協調した制御により姿勢保持がなされるので、目と足の協調性が改善されることでバランス保持が行いやすくなると考えられます。
筋肉は筋膜を通してのつながりがあり、足趾筋群の活動が賦活されると、その周囲にある足関節、また運動連鎖により膝関節筋の同時収縮が促通され、バランス能力向上につながることが考えられます。
高齢者の姿勢保持においては、後方傾倒を認める例が多数ありますが、足趾機能の向上は前足部への荷重が促され、重心位置が前方に移動することで転倒予防につながることが考えられます。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
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せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
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各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
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転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
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