鎖骨骨折の症状、治療期間、保存・手術療法、リハビリテーションについてまとめています。



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鎖骨骨折のリハビリ(保存療法)

  • 拘縮を予防しながら、 骨癒合を得る事がポイント
  • 保存療法では、鎖骨の運動により骨折部を転位させる力が生じるため注意が必要
  • 肩甲骨を固定する
    ⇒鎖骨の運動を制御できる
  • 肩甲骨を固定のもとStoopingエクササイズを行なう
  • 前方支持組織(烏口上腕靱帯含む)は、下垂位外旋運動による骨片の転位リスクはない

stooping ex

  • 自分の腕の重みにより軟部組織を伸張させるトレーニング
  • 立位で行われることもあるが、手術直後ということを考え、リラックスできる肢位として腹臥位が選択されることがある
    ①ベッド上で腹臥位になり、上肢を床に下垂させる
    *防御性収縮が生じないように慎重に誘導する
  • 目的は、棘上筋と肩峰下滑液包との癒着予防や、上腕骨の大結節が肩峰下に通過できる環境を確保しておくこと

鎖骨骨折におけるstooping ex

  • 肩甲骨固定により鎖骨も固定できる
    ⇒肩甲骨の上方回旋が生じないようにする(下方回旋方向に誘導し固定)
  • 心配な場合は2人で行なう(1人が両手で肩甲骨を固定できる)
  • 肩甲骨が固定できいれば、 stooping exの体勢(体幹屈曲位)で積極的に上肢に操作を加える
    ⇒屈曲方向、内旋内転方向(後下方支持組織に対するストレッチ)

鎖骨骨折における肩甲上腕関節外旋運動

  • 背臥位
    ⇒ベッドに肩甲骨を押しつける事が可能
    肩甲骨が固定できる
  • 肩甲上腕関節外旋運動を行なう
    ⇒前方支持組織のストレッチ

鎖骨骨折におけるリスク管理

  • 神経障害
    ・腕神経叢における神経根は、脊柱管を出た後、鎖骨と第一肋骨の間を通る
    ・鎖骨骨折に伴ない腕神経叢を損傷してしまう可能性がある
    ・運動のしにくさやしびれなどの神経障害が生じていないかを確認することが重要

鎖骨骨折におけるリスク管理

  • 血行障害
    ・鎖骨下動脈は、前斜角筋と中斜角筋の間、鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、小胸筋の肩甲骨烏 口突起停止部の後方を走行する
    ・鎖骨下動脈圧迫で、上肢の血行が悪くなる
    ⇒腕は白っぽくなり、痛みが生じる
    ・鎖骨下静脈圧迫で、手・腕は静脈血のもどりが悪くなる
    ⇒青紫色になる
    ・疼痛や上肢の浮腫、皮膚色調の確認が重要

鎖骨骨折の手術療法

  • 観血的治療法
    ・骨片が大きく転位している症例に適応
    ・プレート固定
    ・キルシュナー (Kirschner) 鋼線などを用いる髄内釘固定
  • プレート固定のメリット
    ⇒強固な固定が得られ、早期より関節可動域訓練が行なえる
  • 髄内釘固定は保存療法とプレート固定の中間的なイメージ
    ⇒固定性により早期の運動には注意が必要

鎖骨遠位端骨折の手術療法

  • 鎖骨のうち、肩に近い部位の骨折
  • 靭帯損傷の有無がポイント
    ⇒烏口鎖骨靱帯(烏口突起と鎖骨を繋ぐ)
     損傷により転位が大きくなる
  • 鎖骨遠位端は骨幹部より骨癒合しにくい
    ⇒偽関節(骨癒合できなかった骨同士の間が関節のように動く)に注意
     痛みや不安定さが残る
  • ワイヤーやプレートが選択される

鎖骨骨幹部骨折の手術療法

  • 鎖骨遠位端骨折と比較し骨癒合が得られやすい
  • 転位の大きさにより変形や短縮が見られる
    ⇒コスメティックの問題
     肩甲骨位置の問題
     運動障害(影響は小さい)
  • キルシュナー (Kirschner) 鋼線やプレート固定を選択
  • キルシュナー (Kirschner) 鋼線は創部は小さいが多少の転位や短縮の可能性あり
  • プレート固定は創部大きいが転位や短縮は最小限

鎖骨近位端骨折

  • 鎖骨遠位端・骨幹部骨折と比較し頻度は少ない

鎖骨骨幹部骨折のリハビリ(手術療法)

  • 大まかな流れ(病院や主治医の方針により異なる事に注意)
    ・術後は三角巾で固定する
    ・術翌日より肩甲上腕関節の運動
    *肩関節90°以上の屈曲・外転は避ける
    ・術後1ヶ月程度で骨癒合順調な場合
     ⇒肩関節90°以上の屈曲・外転が可能
    ・骨癒合得られれば荷重可能

鎖骨遠位端骨折のリハビリ(手術療法)

  • 大まかな流れ(病院や主治医の方針により異なる事に注意)
    ・術後は三角巾で固定する
    ・術翌日より肩甲骨固定のもと肩甲上腕関節の他動運動
    *肩関節90°以上の屈曲・外転は避ける
    ・術後3週程度で骨癒合順調な場合
     ⇒自動運動を開始する 
    ・骨癒合得られれば荷重可能


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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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