リハビリテーションにおいては、身体的なことや日常生活活動(身の回りのこと)の評価に加えて、対象者の役割や社会参加状況、その中での能力が発揮できているかなどを評価していくことも大切になります。今回、「参加」レベルや就労の評価として、Kiss-18の概要と評価方法、結果の解釈についてまとめていきたいと思います。

「参加」レベルや就労の評価:Kiss-18の概要と評価方法、結果の解釈

Kiss-18の概要

Kiss-18(Kikuchi’s Scale of Social Skill)は、自分が持っている社会的スキルについて測定する評価ツールです。
Kiss-18は18項目から構成され、各質問に対して、「5:いつもそうだ」から「1:いつもそうでない」の5件法にて評価します。

 

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Kiss-18の評価方法

評価項目

1.他人と話していて、あまり会話が途切れないほうですか。
2.他人にやってもらいたいことを、うまく指示することができますか。
3.他人を助けることを、上手にやれますか。
4.他人が怒っているときに、うまくなだめることができますか。
5.知らない人とでも、すぐに会話が始められますか。
6.まわりの人たちとのあいだでトラブルが起きても、 それを上手に処理できますか。
7.こわさや恐ろしさを感じたときに、それをうまく処理できますか。
8.気まずいことがあった相手と、上手に和解できますか。
9.仕事をするときに、何をどうやったらよいか決められますか。
10.他人が話しているところに 、気軽に参加できますか。
11.相手から非難されたときにも、 それをうまく片付けることができますか。
12.仕事の上で、 どこに問題があるかすぐに見つけることができますか。
13.自分の感情や気持ちを、素直に表現できますか。
14.あちこちから矛盾した話が伝わってきても、うまく処理できますか。
15.初対面の人に、自己紹介が上手にできますか。
16.何か失敗したときに、すぐに謝ることができますか。
17.まわりの人たちが自分とは違った考えを持っていても、うまくやっていけますか。
18.仕事の目標を立てるのに、あまり困難を感じないほうですか。

http://repository.ris.ac.jp/dspace/bitstream/11266/5228/1/shinrikenkiyo_011_063.pdf

 

Kiss-18の結果の解釈

各項目の合計点を算出し(18〜90点)、得点が高いほど社会的スキルが高いことを示しています。

このような社会的スキルを測定するのは、就労だけではなく学業や集団生活を送る上でも役に立ちます。
この評価を通じて対象者の得意な所、苦手な所が把握でき、そこから具体的な話につなげることができれば、うまく遂行するにはどのようにすればよいのかも考えることができます。

なお、より詳細に評価したい場合は、質問数が多い本語版SSI(Social Skills Inventory)があります。

 

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