LSNS(Lubben social network scale)-6は、高齢者の社会的孤立のスクリーニング尺度として用いられている評価です。今回、LSNS(Lubben social network scale)-6の概要と評価方法、結果の解釈について、まとめていきたいと思います。

地域リハでの評価!社会的孤立の指標:LSNS-6の概要と評価方法、結果の解釈

LSNS-6の概要

LSNS(Lubben social network scale)-6は、高齢者の社会的孤立のスクリーニング尺度として用いられている評価ツールです。
元々はLubbenが開発したLSNS(10項目)であり、6項目にした短縮版となっています。
LSNSでは社会的なネットワークの大きさやその頻度、情緒・手段的サポートについて評価を行うものとなっています。
短縮版であるLSNS-6では、家族のネットワークと家族でないネットワーク(友人)について3項目ずつの構成となっています。
各設問に対して6件法で回答していきます。
実施時間は3分程度と簡便に行えることが特徴となっています。

 

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社会的孤立の評価をする意義としては、
・抑うつ防止
・自殺防止
・健康増進
・QOLの向上
などにつなげることができる点にあると考えられます。

LSNS-6の評価方法

評価項目

1.少なくとも月に1回,会ったり話をしたりする家族や親戚は何人いますか?
2.あなたが,個人的なことでも話すことができるくらい気楽に感じられる家族や親戚は何人いますか?
3.あなたが,助けを求めることができるくらい親しく感じられる家族や親戚は何人いますか?
4.少なくとも月に1回,会ったり話をしたりする友人は何人いますか?
5.あなたが,個人的なことでも話すことができるくらい気楽に感じられる友人は何人いますか?
6.あなたが,助けを求めることができるくらい親しく感じられる友人は何人いますか?

 

回答項目

0=いない
1=1人
2=2人
3=3.4 人
4= 5~8 人
5=9人以上

詳細は、栗本 鮎美ら「日本語版LubbenSocialNetworkScale短縮版(LSNS-6)の作成と 信頼性および妥当性の検討」日本老年医学会雑誌 48巻 2号(2011:3)を参照してください。
なお、ソーシャルサポートに関する評価方法は以下の記事も参照してください。
高齢者用ソーシャル・サポート尺度の概要と評価方法、結果の解釈
地域住民用ソーシャル・サポート尺度の概要と評価方法、結果の解釈

LSNS-6の結果の解釈

各項目を得点を合計して総得点を算出します。
総得点の範囲は0〜30点で、得点が高いほど、社会的なネットワークが大きい(しっかりとしている)と解釈できます。

 

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社会的な孤立度が高ければ、様々な健康面(身体・精神)に関して低下がみられると予測されるため、このような尺度や考え方を用いて対象者の社会的孤立を評価することは大切なことだと考えられます。
また、この評価を通して、社会資源の活用(サークル活動、市民講座など)を検討するきっかけになるかもしれません。
地域リハでの療法士の役割として、社会参加を促していくことも大切だと思います。

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