痛みの原因が筋肉であることはよくあり、痛みがある部位の筋肉が原因であることもあるし、そこから離れている部位が原因で痛みが行っていることがあります。今回、部位・症状・動作から腰・下肢痛の痛みの原因となる筋肉の見つけ方について、文献を参考にしながらまとめていきたいと思います。

目次

体の部位から考える痛みの原因となる筋肉の見つけ方

引用・参考文献

体幹を曲げた時の痛みの原因筋

前屈、側屈時の突然生じる痛み

腰方形筋、傍脊柱筋、腸腰筋、腹直筋、大臀筋

体を反らした時の痛み

傍脊柱筋、腰方形筋

前屈したときの痛み

傍脊柱筋、腰方形筋、腸腰筋、腹直筋

屈曲または左右に重心をかけるのが難しいか、それで痛みが生じる

腰方形筋、傍脊柱筋、服直筋

 

腹部の痛みの原因筋

腹部上部、中央の痛み

服直筋、傍脊柱筋(深層部)

下腹部の痛み

服直筋、腰方形筋、傍脊柱筋、骨盤底筋

腹部の激しい痛み

腹直筋

腹筋のたるみ

腹直筋

 

背中の痛みの原因筋

腰痛

腹直筋

脊柱脇の上下に走る痛み

腸腰筋、傍脊柱筋

脊柱全体の骨の強い痛み

傍脊柱筋(深層部)

脊柱後彎

傍脊柱筋、腸腰筋、服直筋、中臀筋、小臀筋

 

腰部の痛みの原因筋

腰部全体の痛み

腸腰筋、服直筋、傍脊柱筋、臀筋

腰痛(仙骨周辺)

中臀筋、大臀筋、傍脊柱筋、腰方形筋

立つ、歩けいない程の鋭い痛み

腰方形筋、傍脊柱筋、腸腰筋、服直筋

腰部、背中全体を走る痛み

服直筋

腰部を脊柱に沿って上下に走る痛み

腸腰筋

腰椎、仙骨部の仮性関節痛

傍脊柱筋、腰方形筋、腸腰筋、服直筋、臀筋、梨状筋、ヒラメ筋

 

臀部の痛みの原因筋

臀部のあらゆる箇所の痛み

腰方形筋、大臀筋、中臀筋、小臀筋、梨状筋、傍脊柱筋、ハムストリングス、ヒラメ筋、骨盤底筋

臀部から下腿、ふくらはぎに走る痛み

小臀筋

臀部中央、仙骨周辺の痛み

中臀筋、大臀筋、梨状筋

臀部深部の痛み

大臀筋、傍脊柱筋、腰方形筋、中臀筋、梨状筋、服直筋、ヒラメ筋、骨盤底筋

 

股関節の痛みの原因筋

股関節を動かせない程の痛み

腰方形筋

寛骨内と大転子の滑液包炎、痛み、圧痛

腰方形筋、小臀筋

股関節屈曲制限

腸腰筋、大臀筋、中臀筋、小臀筋

股関節伸展時の痛み、運動制限

大臀筋、ハムストリングス、腸腰筋、腰方形筋、傍脊柱筋、小臀筋、中臀筋

股関節の弱さ

中臀筋、小臀筋

 

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鼠蹊部の痛みの原因筋

鼠蹊部の痛み

腰方形筋、服直筋、骨盤底筋、腸腰筋

 

脚部の痛みの原因筋

股関節外転困難

大臀筋、中臀筋、小臀筋、梨状筋

脚長差

腸腰筋、腰方形筋、小臀筋、中臀筋

跛行

小臀筋、中臀筋、ヒラメ筋、ハムストリングス

脚がピクピク動く

腸腰筋、臀筋、ハムストリングス、傍脊柱筋、ヒラメ筋

脚部と大腿の疼き

梨状筋

大腿の疼き

腸腰筋

座骨神経痛

小臀筋、ハムストリングス、梨状筋

 

大腿の痛みの原因筋

大腿前面の痛み、しびれ、疼き、感覚過敏

腸腰筋

大腿後面の痛み、しびれ、疼き、感覚過敏

ハムストリングス、小臀筋、梨状筋

大腿内側の痛み

骨盤底筋

 

膝の痛みの原因筋

膝裏の痛み

ハムストリングス

 

足の痛みの原因筋

足の腫れ

ヒラメ筋

股関節が外旋する

大臀筋、中臀筋、小臀筋、腸腰筋、ハムストリングス

 

足先の痛みの原因筋

つま先を触りにくい

ハムストリングス、ヒラメ筋、大臀筋、傍脊柱筋、腸腰筋

歩行で足先を地面から離しづらい

ヒラメ筋、中臀筋、小臀筋、腰方形筋

 

足首の痛みの原因筋

可動域制限

ヒラメ筋

腫れ

ヒラメ筋

 

かかとの痛みの原因筋

痛み、ヒリヒリ感、疼き

ヒラメ筋

アキレス腱炎

ヒラメ筋

 

脊柱の痛みの原因筋

脊柱側弯

腰方形筋、腸腰筋、傍脊柱筋、服直筋

脊柱片側、両側の深部痛

傍脊柱筋

脊椎を動かした時の痛み

傍脊柱筋

脊椎全体の骨痛

傍脊柱筋

脊柱に沿って走る鋭い痛み

傍脊柱筋

 

椎骨の痛みの原因筋

脊椎の強い骨痛

服直筋、腸腰筋

 

尾骨の痛みの原因筋

尾骨周辺の深部痛

大臀筋、骨盤底筋、傍脊柱筋

 

直腸の痛みの原因筋

直腸の痛み

骨盤底筋

 

仙腸関節の痛みの原因筋

関節内や関節周囲の痛み

傍脊柱筋、大臀筋、中臀筋、腰方形筋、服直筋、梨状筋、ヒラメ筋、骨盤底筋

関節内、関節周囲、臀部下方、腹部、股関節、鼠蹊部の刺すような痛み

腰方形筋

 

表の使い方

ある部位の痛みや症状に対して、原因となる筋は一つとは限らず、2つ3つの場合もありえます。各項目で複数原因が疑われるものでは、上から可能性が高いものが挙げられています。
順に筋肉をほぐしていくことで、痛みの原因を絞り込んでいくことが可能になります。
しかし、ここに挙げた以外の筋肉や、他の事が原因で痛みや症状が出ていることもあるため、注意してください。

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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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