対人関係、とりわけ他者からのサポートを得られるか、得られないかによっては地域生活の営み方も変わってきます。なんらかの疾患を抱えていたり、障害を負った方では社会的なサポートが必要になることも多くあります。今回、地域住民用ソーシャル・サポート尺度の概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 地域住民用ソーシャル・サポート尺度の概要と評価方法、結果の解釈

地域住民用ソーシャル・サポート尺度の概要

地域住民用ソーシャル・サポート尺度(JMS-SSS)は一般の地域住民をを対象として調査するために開発されたものです。
「配偶者」「配偶者以外の家族」「友人」の3つのサポート源に対して、基本的に同じ項目(10項目)でサポートの入手の可能性を尋ねていきます。そのため、相互の比較もしやすくなっています。
このような項目は、心理尺度そのものを用いなくても、対象者の情報収集をする際の質問の仕方に応用できると考えます。

地域住民用ソーシャル・サポートの評価方法

「配偶者」「配偶者以外の家族」「友人」について、それぞれ同じ質問項目を用いて調査を行います。
配偶者(妻または夫)がいない場合、それ以外のカテゴリーについて調査していきます。
評価の尺度は「非常にそう思う:1点」「まあそう思う:2点」「あまりそう思わない:3点」「まったくそう思わない:4点」となっています。

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評価項目

(1)あなたに何か困ったことがあって、自分の力ではどうしようもないとき、助けてくれる。

(2)物事をいろいろよく話し合って、一緒に取り組んでゆける。

(3)あなたが経済的に困っているときに、頼りになる。

(4)あなたが病気で寝込んだときに、身の回りの世話をしてくれる。

(5)引越しをしなければならなくなったときに、手伝ってくれる。

(6)家事をやったり、手伝ったりしてくれる。

(7)気持ちが通じ合う。

(8)あなたの喜びを我がことのように喜んでくれる。

(9)お互いの考え方や将来のことなどを話し合うことができる。

(10)配偶者がいるので孤独ではないと思う。

地域住民用ソーシャル・サポートの結果の解釈

サポート源別に、各項目に対する点数を集計して、合計点を算出します。
なお、サポート源が存在しない場合(配偶者がいないなど)では、全項目を0点とします。

引用・参考文献

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