視力障害があると、生活の中で様々な困難性につながります。視力障害に対する生活での対処法や配慮店をすることは、対象者の生活行為の向上やQOLを向上する上でも重要といえます。今回、視力障害がある方への生活に対する対処と配慮について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 視力障害がある方への生活に対する対処と配慮

文献

視力低下とQOL、心理状態

Chiaら(2004)によると、非矯正視力の障害(0.5相当)は、SF-36で測定されるウェルビーイングの低下には関連性があることを発見しました。

SF-36によるQOL評価の概要と評価方法、結果の解釈 – 自分でできる体健やかブログ

Tsaiら(2003)は視力低下と老年期うつ尺度を用いたうつとの関連では、視覚障害は無価値と絶望の感情に関連があったとしています。

視力障害と日常生活

視力低下は、薬のビンのラベルが読みにくい、安全に運転できない、転倒のリスクが高くなるなど、様々な動作の遂行に影響を与えます。
視力低下に対する対処法を知ることにより、対象者の動作遂行やQOLを高めることが可能です。

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照明を明るくする

一般的には、光量を増やすことで、視機能を改善することができます。
調理、薬の分別、針仕事などの場面では個別に照明を設置するなどを必要とするかもしれません。
眩しい光を増やさず照明量と輝度の増加のバランスを保つために、ハロゲン、蛍光灯、全波長照明がよいとされています。

コントラストを強くする

使用する対象物が対比として際立つ背景色を用います。
白い流し台に置く色付き石鹸、白い皿の下に敷く暗い色のランチョンマット、階段の縁にテープを貼るなどの対処があります。

背景模様を減らす

使用する用具の模様が多いと、必要物品を探すのに困難を生じる場合があります。
単一色のベッドカバー上の靴下を探すよりも、パッチワークやキルト上にある靴下を探す方が困難です。

不用品を減らす、環境調整

物品を整理し、重ならないようにすることで、必要な対象物に焦点が合いやすくする必要があります。

サイズを大きくする

市販の拡大装置、太字のマーカーでのラベル、伝言を大きな文字で書く、携帯電話やパソコンの文字表示を大きくするなどがあります。

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