アクティブタッチとパッシブタッチでは、脳活性化部位に違いがあるとされています。今回、その違いを文献から捉えていきたいと思います。
目次
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リハビリテーション職が上司から求められるスキルと役割
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臨床を助けるnote
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前頭葉障害に対するリハビリテーション
⇨遂行機能障害リハ(GMT、自己教示法、問題解決訓練、TPM)
高次脳機能障害でアウェアネスどう評価し、どう高めるか
⇨効果を高める!高次脳機能障害のリハビリテーション-アウェアネス(病識・認識メタ認知)をどう評価し、どう高めるか-
移乗動作に対する脳科学的評価、リハビリ(ブレーキ・フットレスト管理等のエラーを減らす)
⇨移乗動作の問題(ブレーキ・フットレスト管理等)に対する評価とリハビリテーション-高次脳・認知機能障害に対する、脳科学的な考え方と評価・アプローチ方法-
注意課題のプリント課題
⇨注意障害プリント課題データ(文字選択、計算、図形)
橋損傷のリハビリテーション
⇨橋損傷のリハビリテーション(脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)
視床損傷のリハビリテーション
⇨視床損傷のリハビリテーション(なぜその症状が出現するのか?脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)
大脳基底核損傷のリハビリテーション
⇨基底核損傷(被殻出血)のリハビリテーション(なぜその症状が出現するのか?脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)
小脳損傷のリハビリテーション
⇨小脳損傷のリハビリテーション何をするか、しないといけないか(神経システムの理解、脳画像の診方、評価項目選定、治療戦略立案、治療の具体例)
脳画像の達人へ
⇨新人・学生さんが脳画像の達人に近づくために!脳部位と機能局在、脳のつながりから考える画像の診方!
リハビリテーションと運動学習
⇨リハビリテーションと運動学習!保持や転移(汎化)を促す方法!
認知症リハビリテーション
⇨認知症における作業活動の重要性と課題設定、評価の支援とポイント〜脳機能面も考慮して意欲と運動学習を促し、ADL・IADLを促す方法〜
起立と着座動作のリハビリテーション
⇨起立と着座動作が上手くいかないの原因分析〜誰でも理解できる筋活動とバイオメカニクス、脳機能との関連性も踏まえながら〜
感覚障害のリハビリテーション
⇨感覚障害のリハビリテーション!脳科学と伝統的リハを融合させる考え方と実践方法〜随意性の促進も見据えて〜!
アクティブタッチとパッシブタッチにおける脳活性化部位の違い
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アクティブタッチとは
岩村先生によると(2007)、アクティブタッチとは、
・手を能動的かつ自由に触ることで生じる知覚
・皮膚と物の間に動きがある動的タッチ(dynamic touch)と動きがない静的タッチ(static touch)がある
・動的なアクティブタッチは、探索的に何かを触る
・静的なアクティブタッチは物体を把持している
とされています。
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パッシブタッチとは
岩村先生によると(2007)、パッシブタッチとは、
・受動的かつ外界から与えられた知覚
とされています。
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能動的に触ることはなぜ重要なのか
例えば、サンドペーパーのざらざら感の違いを感じ取るには、ペーパーの表面を自ら指を動かして感じ取る方が違いの差を感じ取ることができると思います。
そして、自分が物体の何を感じ取ろうとしているかによっても、物体の触り方は変わると思います。
物の表面の質感・手触り(テクスチャー)→手を横に動かす
固さ→指や手を物に押し付ける
温度→手を動かさない
など、私たちは、何を知覚したいかによって、手の動きを用いながら感じ取ろうとします。
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ダイナミックタッチで感じ取る棒の長さは常に同じではない?
ダイナミックタッチにおいては、その恒常性あるとの立場があります。
恒常性とは、手に持った対象物を振ると、持っている手にかかる負荷は変わりますが、その対象物が伸びたり縮んだりするようには感じないということをさしています。
清水ら(2005)は、ダイナミックタッチの恒常性に対して、否定的な立場を述べています。
出典:ダイナミックタッチにおける知覚の恒常性―方法論としての精神物理学と実験現象学
清水らは、上図のように、手に持った棒を手首、肘、肩、自由に振るの4つの課題において、
振りかたを変えることで対象となる棒の長さの感じかたが変化することがわかりました。
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ダイナミックタッチで重要なこと
ダイナミックタッチにおいては、何を知覚したいかという目的をまず明確にすることがポイントになります。
その目的によって、手の動きが変わることは前途しました。
そのため、対象者に行う知覚課題においては、
・何を感じ取ってもらいたいかを最初に伝える(温度、質量、表面の素材感など)
ということに意味があります。
何を知覚してほしいかを伝えると、私たちは今までの経験からその感じを引き出し、対象物へのアクティブタッチにより、比較検討が行えることになります。
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アクティブタッチとパッシブタッチの脳活性化部位の違い
アクティブタッチとパシブタッチの脳活性化部位には違いがあります。
上下とも左側がパッシブタッチ、右側がアクティブタッチになります。
この研究では、右手でスポンジをパッシブに触れた場合とアクティブに触れた場合を比較しています。
S1:一次体性感覚野 M1:一次運動野 ACC:前帯状皮質 S2:二次体性感覚野 PR:吻側腹側頭頂
大きな違いとしては、アクティブタッチではACC:前帯状皮質、PR:吻側腹側頭頂領域が活性化していることです。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)
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