迷路課題は、リハビリテーション馬場面においても認知課題として用いられることがあります。今回、迷路課題の特性と前頭葉機能の関係性についてまとめていきたいと思います。
目次
迷路課題は何に効く?迷路課題の特性と前頭葉機能の関係性!
スポンサードサーチ
迷路課題の作業分析
迷路は、子供の頃から1度は行ったことはあるであろう課題です。
そのため、対象者に導入しやすいという利点はあります。
迷路という課題を分析していくと、
・注意の維持
・視空間能力
・計画性
・視空間情報の保持
・視空間情報の更新
・視空間情報の消去
などが必要になります。
迷路課題と注意の維持機能
迷路課題も含めて、様々な課題を遂行するには注意を維持しなければなりません。
迷路課題遂行中に、注意を維持できなければ、迷路の中で自分がどの部分を通っていたのかがわからなくなったりすることが予測されます。
注意機能は、前頭葉と関係のある機能になります。
前頭葉(遂行)機能、注意機能については以下の記事を参照してください。
前頭葉損傷(遂行機能障害)に対する評価と作業療法、リハビリテーションアプローチ
注意障害の評価と解釈、リハビリテーションの進め方
迷路課題と視空間能力
迷路は、線の組み合わせでできていますが、そのパターンや刺激を知覚し、分析、探索するような視空間能力が必要になります。
迷路課題と計画性
視覚的パターンをたどる力と見通し能力(計画性)が必要になります。
どのような道を進むべきかというように、計画的に物事を進める能力ということです。
この計画性は、前頭葉の機能(遂行機能)になります。
迷路課題と視空間情報の保持・更新・消去(ワーキングメモリ)
迷路課題では、迷路を進んで行ったときに道を間違えた場合、その道の手前まで戻り、次の道を探す場合には間違えた道を選ばないようにその情報を保持しなければなりません。
そして、次の道が進むことができれば進んできた道の情報を更新・消去していくことが必要になります。
このような情報の保持、更新、消去というのは、ワーキングメモリが関係しています。
迷路課題では、進む経路の入力と保持に加え、違う道を選択しから削除し、新しい道を選択するような処理機能が求められます。
ワーキングメモリを考えると、その機能として、
・情報の取捨選択や入力の機能
・情報保持の機能
・情報の更新や変更、消去に伴う情報の統合などの処理機能
・必要なところに情報を提供する機能
があります。
迷路課題は課題の内容によっても異なりますが、おおよそ上記の機能に加え、自己の進捗状況をモニターするようなワーキングメモリの機能を用いて課題が遂行されていると考えられます。
ワーキングメモリについては以下の記事も参照してください。
記憶障害の詳しすぎる評価法やリハビリテーションアプローチを紹介
さらに詳しい解説を動画で確認
https://youtu.be/fAguEGx2oaw
チャンネル登録よろしくお願いします⇨https://bit.ly/37QHaWc
スポンサードサーチ
高次脳機能障害に対する介入でお悩みの方
呼吸療法認定士の資格を取りたい方は必見
呼吸療法認定士の資格勉強は隙間時間にするのがコツです。呼吸療法認定士 eラーニング講座
スキマ時間勉強ならリハノメ
PTOTSTのためのセミナー動画が見られます。各分野のスペシャリストが登壇しているので、最新の知見を学びながら臨床に即活かす事が可能です。
セミナーあるあるですが、、、メモ取りに夢中になり聞き逃してしまった。
なんてことはなくなります。何度でも見返す事が可能だからです。
高額なセミナー料+交通費、昼食代を支払うよりも、スキマ時間を見つけて勉強できる「リハノメ」を試してみるのも良いのではないかと思います。
臨床で差をつける人は皆隠れて努力していますよ。
長い期間で契約したほうが、月額が安くなります。
PT.OT.STのための総合オンラインセミナー『リハノメ』
PTOTSTが今より給料を上げる具体的方法
転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)
①PT/OT/STの転職紹介なら【マイナビコメディカル】