運動イメージの評価バッテリーとして、KVIQがあります。今回、KVIQの概要と評価方法、結果の解釈についてまとめていきたいと思います。

目次

運動イメージの質問紙法による評価!KVIQの概要と評価方法、結果の解釈!

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運動イメージとは

運動イメージとは、「運動の脳内でのリハーサル」のことをさします。
誰かが運動している様子を視覚的に思い浮かべる「視覚的運動イメージ」や、自分が運動を行っていることを思い浮かべる「筋感覚的運動イメージ」があります。
運動イメージの最中には、実際に運動をしたときと同じ脳の領域が活動するとされています。

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運動イメージを評価する方法

運動イメージを評価する方法としては、
・心的時間測定法
・メンタルローテーション(心的回転)
・質問紙法
があります。

心的時間測定法は、歩く、字を書くなど、ある動作のイメージを想起することによって心的に動作を行っている時間を測定し、実際に動作を行う時間と比較する方法になります。

メンタルローテーションは、3次元の空間で回転しているシンボルや文字を想起し、それが何なのかを言い当てたり、他の刺激と同じか/異なるかなどを判断する課題になります。

質問紙法は、イメージの鮮明さについて、質問紙を使用して測定するものになります。
今回紹介するKVIQも、質問紙法になります。

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KVIQ(the kinesthetic and visual imagery questionnaire)の概要

KVIQ(the kinesthetic and visual imagery questionnaire)は、MIQを参考に、障害者や高齢者に適応できるようにしたものです。
MIQについては以下の記事を参照してください。
JMIQ-Rの概要と評価方法、結果の解釈

KVIQは、10種類の運動を視覚サブスケールと運動感覚サブスケールの2種類で運動イメージの鮮明度を測定する評価法です。
各スケールを合わせると計20項目となり、各スケールは5件法(順序尺度)で評価します。

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KVIQの評価方法

視覚サブスケール

1:イメージできない
2:ぼんやりとイメージできる
3:ある程度はっきりとイメージできる
4:はっきりとイメージできる
5:見てるのと同じくらいはっきりとイメージできる

運動感覚サブスケール
1:感じない
2:少し感じる
3:ある程度感じる
4:しっかりと感じる
5:運動を行っているのと同じくらいはっきりと感じる

評価項目
頸部屈曲/伸展
肩甲骨挙上
肩関節屈曲
肘関節屈曲
母指と他指の対立
体幹の屈曲
膝関節の伸展
股関節の外転
足のタッピング
足の外旋

詳しくはこちら(評価用紙)から

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KVIQの結果の解釈

視覚サブスケールの合計点は、5〜50点となります。
また、運動感覚サブスケールの合計点も、5〜50点になります。

パーキンソン病の方は、健常者に比べてイメージ想起能力が低いと言われていたり、運動イメージは四肢の欠損や不使用によっても低下すると言われています。

イメージは、動作の予測とも関連している。
そのため、運動学習に役立つだけでなく、これから行おうとする動作に対する予測にも関連しているのではないかというのがOTとしての筆者らのイメージである。

宮口英樹他「運動イメージの臨床応用」OTジャーナル vol.45 no.7 2011

運動イメージを促せることで、日常生活動作をスムーズに遂行させる可能性があることが示唆されています。



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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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