母指球や小指球の柔軟性が低下していると、手部のしびれにつながることがあります。今回、母指球・小指球としびれの関係性と、各筋のほぐし方についてまとめていきたいと思います。
目次
母指球と小指球の硬さはしびれにつながる!母指球と小指球のほぐし方、緩め方!
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母指球筋と小指球筋について
まずは、母指球筋と小指球筋についてです。
母指球筋に含まれる筋肉とその作用としては、
・短母指外転筋(正中神経、母指MP関節屈曲、母指CM関節掌側外転)
・短母指屈筋(正中神経、母指MP関節屈曲)
・母指対立筋(正中神経、CMC関節屈曲)
・母指内転筋(正中神経、母指内転)
となっています。
そして、小指球筋に含まれる筋肉とその作用としては、
・小指外転筋(尺骨神経、小指外転)
・短小指屈筋(尺骨神経、小指屈曲)
・小指対立筋(尺骨神経、対立運動)
・短掌筋(尺骨神経、小指球の皮膚を緊張)
となっています。
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母指球筋、小指球筋と手のしびれの関係性
まず、正中神経領域と、尺骨神経領域に問題がある場合の、しびれの現れ方について確認していきます。
正中神経領域では、手のひらの橈側で母指、示指、中指、薬指の橈側半分にしびれが出現します。
尺骨神経領域では、手のひらの尺側で小指球・小指・薬指の尺側半分にひびれが出現します。
次に、母指球と小指球の柔軟性が低下すると、なぜ手のしびれが出現するのかについて考えていきます。
正中神経と母指球、小指球との関係性
いわゆる手根管症候群と呼ばれているものは、手根管の内圧が上昇することで神経症状を呈します。
手根管の内圧を上昇させる原因そして、母指球、小指球が関係することがあります。
手部には横手根靭帯というものがあるのですが、これは母指球(短母指外転筋、短母指屈筋、母指対立筋)と小指球筋(小指外転筋、短小指屈筋、小指対立筋)が付着する部分になっています。
横手根靭帯は、手根管内圧が上昇すると 側に押し出されながら緊張する現象(掌側張り出し)が、MRIで確認されている。
これらの筋の過剰な緊張は、屈筋支帯の掌側張り出しを妨げ、手根管内圧の上昇を惹起する可能性が考えられる。運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略
このようなことから、母指球や小指球の筋緊張が亢進していたり、柔軟性の低下があることで手根管内圧が上昇し、それによって正中神経領域の知覚障害につながることがわかります。
尺骨神経と小指球の関係性
尺骨神経の通り道としてギヨン管がありますが、これは床を横手根靭帯、天井を掌側手根靭帯、尺側を豆状骨と豆鈎靭帯、橈側を有鈎骨鈎から構成されています。
小指球は、豆状骨や有鈎骨鈎についていることから、小指球が過緊張状態であったり硬さがある状態では、ギヨン管部を圧迫し、尺骨神経症状につながることがあります。
尺骨神経としびれについては以下の記事も参照してください。
小指側にしびれがある!尺骨神経症状の原因と評価の考え方!
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母指球筋、小指球筋のほぐし方、緩め方
母指球筋のほぐし方については、こちらの記事も参照してください。
手指の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!
母指球、小指球ともに、手関節を掌屈位にすることで手外筋の緊張を出来る限り入らないようにします。
短母指屈筋
短母指屈筋の作用は、母指CM関節と母指MP関節の屈曲なので、ストレッチをする際には、
母指CM関節と母指MP関節を伸展させます。
その際、示指と中指の中手骨を固定することがポイントになります。
短母指外転筋
短母指外転筋の作用は、母指CM関節の掌側外転と母指MP関節の屈曲なので、ストレッチをする際には、
母指CM関節を掌側内転、母指MP関節を伸展させます。
母指対立筋
母指対立筋の作用は、母指CM関節の回外、屈曲、橈側内転なので、ストレッチをする際には、
母指CM関節を回内、伸展、橈側外転させます。
短小指屈筋
短小指屈筋の作用は、小指MP関節の屈曲なので、ストレッチをする際には、
小指MP関節を伸展させます。
小指外転筋
小指外転筋の作用は、小指MP関節の屈曲と外転なので、ストレッチをする際には、
小指MP関節を伸展、内転させます。
この時豆状骨を固定することがポイントになります。
小指対立筋
小指対立筋の作用は、小指CM関節の回外、屈曲、内転なので、ストレッチする際には、
小指CM関節を回内、伸展、外転させます。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
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日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
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そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
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せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
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