今回、リハビリテーションにおける痙攣、てんかんのリスク管理、注意事項についてまとめていきたいと思います。

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リハビリテーションにおける痙攣、てんかんのリスク管理、注意事項!

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痙攣とてんかんは違うもの?

痙攣とてんかんの違いを説明できるでしょうか。
「痙攣」は、骨格筋の発作的で不随意な収縮のことをさし、これは症候(心身にあらわれた病的変化、症状)になります。
痙攣は、脳血管障害や頭部外傷などの脳の器質的な障害や全身性疾患による二次的障害によるものがあります。
この二次的な障害が慢性化し、脳の器質障害が生じるとてんかんを患うこともあります。

一方「てんかん」は、大脳皮質のニューロンの過剰興奮によって同じパターンの発作を繰り返す慢性疾患をさし、これは疾患になります。
「てんかん」の中には、痙攣が症状として出現するもの(てんかん性痙攣)があります。
なお、てんかん発作中には、
・意識障害
・情動障害
・感覚障害
・運動障害
が症状として起こる可能性があります。

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痙攣の2つのタイプ

痙攣は、2つのタイプに分類されています。
局所性痙攣:
一側の四肢に痙攣が起こるタイプ。
てんかんの部分発作だけでなく、しゃっくりやこむら返りもこのタイプに含まれる。

全身性痙攣:
身体全体に、対称的に起こるタイプ。
強直間代発作や全身性疾患によるもの。

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脳卒中と痙攣

脳卒中者では、痙攣が生じる可能性が高くなっています。

脳卒中後の患者、特に皮質下の障害では48時間以内にけいれんを起こす可能性が高いといわれています。
また、発症後2週間以降のけいれんは、継続的にけいれんを起こす可能性があり、症候性てんかんとして治療をしていきます。
けいれんによる激しい骨格筋の不随意運動により体内の酸素消費量が上がり、けいれん中は呼吸障害を呈していることが多く、低酸素脳症となるリスクがあります。
けいれんの持続時間が長い場合、けいれん後に意識が回復しない場合は緊急度が非常に高いと言えます。

https://www.rishou.org/activity/rishouqanda/rishouqanda_stroke_spasm/

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痙攣後にも麻痺が生じることがある?

「Todd麻痺」と呼ばれるもので、けいれん後に一過性に生じる運動麻痺とされています。
数時間~数日間で改善するとされていますが、個人差はあり、48時間以上運動麻痺が持続するようであれば脳卒中が疑われます。

部分的けいれんから始まり、全身けいれんに移行するような場合をジャクソンマーチと言われ、けいれんの始まり部位に運動麻痺を生じる可能性があります。

https://www.rishou.org/activity/rishouqanda/rishouqanda_stroke_spasm/

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改めててんかんについて確認

先ほど、てんかんと痙攣の違いを確認していきました。
ここで、改めててんかんについて確認していきたいと思います。

てんかんとは様々な原因で起きる慢性の脳疾患で、その特徴は脳ニューロン(神経細胞)の過度の放電に由来する反復性発作であり、多種多様な臨床症状と検査所見を伴う。」
つまりてんかんとは脳の神経細胞が病的に興奮してしまい、それが身体に伝わりいわゆるけいれん発作といわれる異常な筋肉の動きや、意識状態の変化を起こすもので、しかもそれは繰り返し起こる慢性的な状態であるということです。
通常のCTやMRIの検査では異常がなくても良いのですが、発作時は脳波で異常な波が見られます。

http://www.sankikai.or.jp/tsurumaki/disease/brain/tenkan.html

このことから、 慢性の脳疾患(繰り返される)であること、異常脳波によるものであることがわかります。
多種多様な症状が生じるのは、てんかん発射(異常脳波)部位に対応した症状が生じるためです(例:運動野のみのてんかん発射→四肢の動き)。
そしててんかんはほとんどの場合、発作はいつ起こるかわからないことが特徴です。

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てんかん発作の分類

てんかん発作は、てんかん発射の出現部位から2つのタイプに分けられています。

1つは、始めから大脳全体が発作に巻き込まれる全般発作(両側大脳半球が同時に過剰放電して始まる)で、もう1つは、大脳の限局した一部から発作が始まる部分発作(局在する焦点のみが過剰興奮して始まる)である。

全般発作には、
①全身を硬くする強直発作、
②ガクンガクンと全身に規則的に力が入ったり抜けたりする間代発作、
③強直けいれんに間代けいれんが続く強直間代発作、
④全身あるいは体の一部が一瞬ピクンと跳ねるように動くミオクロニー発作、
⑤突然意識を消失し、数秒から十数秒後にぱっと回復する定型欠神発作、
⑥意識消失の始まりと回復が定型欠神ほどはっきりせず、持続も数十秒と長引くことの多い非定型欠神発作、
⑦瞬時にして全身の筋力が失われ転倒する脱力発作、などがある。
重要なのは、左右両方の脳が同時に発作に巻き込まれるため、発作の最初から意識は失われ、ミオクロニー発作を除いて症状に左右の差がないことである。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n174/n174_076.html

欠伸発作は主に小児に見られるものです。
ミオクロニー発作は主に新生児から小児期に見られるものです。
脱力発作は主に幼児期に見られるものです。
強直発作、間代発作、強直間代発作は全世代に見られるものです。

強直発作の特徴として、
・意識消失
・筋の強直
・弓なり(反るような)の姿勢
・眼球上転、瞳孔散大
・呼吸停止によるチアノーゼ
などがあります。

また間代発作の特徴として、
・四肢の屈伸(筋収縮・弛緩の繰り返しによる)
・意識消失
・失禁
・泡状の唾液
などがあります。

部分発作は、
発作が大脳の一部に限局しているうちは意識が保たれていることが多く、従って発作の始まりを自覚する。これを単純部分発作という。
その後過剰な興奮(発作発射)が脳内を広がるにつれて意識は曇ってくる。これを複雑部分発作という。
さらに発作発射が脳全体に広がると、強直間代発作に進展することもあるが、全般発作と区別するためにこれを2次性全般化という。
2次性全般化が全般発作の強直間代発作と異なるのは、けいれんの始まりに眼球や頭部に一方的にねじれたり、手足のけいれんに左右差があることである。
単純部分発作は、運動発作、感覚発作、自律神経発作、精神発作の4つに分類され、各々はさらに細分類されている。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n174/n174_076.html

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てんかんとリハビリテーションにおけるリスク管理について

発作重積状態について

てんかん発作は通常は数秒から数分という時間の中で自然に改善することが特徴なので、発作が生じた場合にそれを止める為にできること(必要な処置)はありません。
てんかん発作において、発作が30分から1時間以上継続する場合を発作重積状態と呼びます。
この発作重積状態においては、発作改善のために薬物療法を行う必要があります。

この時注意することは、発作による二次的な外傷を予防することが第一になります。
発作を確認した場合には、その状態の確認も大切になります。
・意識状態
・表情
・四肢の様子
などを、時間経過に伴いどのように変化があったのかを記録しておくことが必要になります。
また、救急のABCも確保しておくことが重要になります。
・A:気道確保
舌根沈下を取り除き、空気が口や鼻から肺に入る道を通じさせる。頭部後屈/おとがい挙上法または下顎押し出し法 。
・B:呼吸
人工呼吸は成人5秒に1回。
・C:循環
心臓マッサージ15回、次に人工呼吸2回。2人で行う場合は、心臓マッサージ5回、次に人工呼吸1回

発作の始まりを自覚できることもあるので、発作後に自覚症状の有無を聞き、あったらその内容を記録することは診断上貴重な情報となる。そのためには発作をただ見ているだけでなく、名前を呼んだり、手足に触れてみるなど積極的にかかわる必要がある。医師の立場からすると、「強直間代発作があった」という専門用語を用いた報告より、ありのままの状態を教えてもらった方がはるかに有用である。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n174/n174_076.html

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抗けいれん薬服用者は転倒に注意

抗てんかん薬は、脳の神経細胞の過剰な興奮を抑えるものであるため、副作用として眠気やふらつきが生じることがあります。
そのため、ふらつきによる転倒には十分注意しなければなりません。

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