パーキンソン病は運動症状の他に認知機能障害や精神症状を伴う疾患であり、うつやアパシーを合併しやすいと言われており、対象者のQOLや介護負担に影響を与えることがあります。今回、パーキンソン病とアパシーについて、文献を参考にまとめていきたいと思います。

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パーキンソン病における意欲障害!パーキンソン病とアパシーや鬱との関係性!

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引用・参考文献

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パーキンソン病の症状

パーキンソン病では、振戦、固縮、無動などの運動症状と、認知機能障害や精神症状などの非運動系障害があります。
パーキンソン病では初期の段階から認知、情動、行動面などの非運動系の問題がみられるとの報告もあり、その早期発見、早期診断が重要視されています。
パーキンソン病でのうつとアパシーでは治療方法が異なる場合もあり、その鑑別が必要になります。

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パーキンソン病におけるうつ

パーキンソン病ではうつを合併しやすいと言われています。その多くは気分変調症や小うつ病に相当するといわれ、大うつ病の基準を満たすものは少ないとされています。
うつを伴うパーキンソン病患者では集中力の低下が有意に高いとの報告があります。

パーキンソン病に伴ううつは意欲低下が全面に出やすく相対的に罪業感・自殺企画・抑うつ気分が内因性の大うつ病と比べ軽度であると指摘されていることに合致する。つまりパーキンソン病に伴うアパシーは、それに伴ううつの病態学的な特徴の1つをまさに表しているという側面を持っていると言える。

脳疾患によるアパシー(意欲障害)の臨床 P82

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パーキンソン病におけるアパシー

うつは情動の障害であり、アパシーは動機付けの障害として、別々の症候として捉える必要があります。
アパシーでの動機付けの障害はドパミンの枯渇によるものと考えられ、パーキンソン病でのうつについては、

髄液中のセロトニン代謝物5-H1AAはPSDと同様低下しているとの報告があり、またセロトニン系ニューロンである縫線核、およびノルアドレナリン系の青斑核それぞれの神経細胞はパーキンソン病初期から脱落すると言われており、パーキンソン病におけるうつはアパシーに比べより複雑な機序で成り立っているとも考えられる。

脳疾患によるアパシー(意欲障害)の臨床 P82

パーキンソン病におけるアパシーでは、

種々の皮質ー皮質下神経回路およびドパミン神経系が障害されることが推察されている。中でも前頭眼窩ー帯状回ー線条体前頭葉回路と中脳辺縁系ドパミン神経系が報酬ー強化学習に重要な役割を果たし、パーキンソン病ではこれらの神経系・回路に異常をきたすため動機付けの障害、すなわちアパシーを招くと推察される。

脳疾患によるアパシー(意欲障害)の臨床 P82

とされています。

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パーキンソン病とanhedonia、アパシー

anhedoniaは喜びに対する感受性低下の病態で、報酬系にも影響し、意欲低下、自発性低下、社会性喪失、喜びが得られる刺激(食事、喫煙、飲酒など)が生じると言われています。
パーキンソン病においてのanhedoniaとアパシーの有病率は類似しているとの報告もあります。
パーキンソン病におけるanhedoniaの症状の中で、意欲、情動障害はアパシーにもみられ、その機序も共通していると考えられています。

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