過活動膀胱に対する評価バッテリーとして、過活動膀胱症状質問票(OABSS)があります。今回、過活動膀胱症状質問票(OABSS)の概要と評価方法、結果の解釈についてまとめていきたいと思います。
目次
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⇨基底核損傷(被殻出血)のリハビリテーション(なぜその症状が出現するのか?脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)
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排泄リハビリテーションと尿失禁の評価!過活動膀胱症状質問票(OABSS)の概要と評価方法、結果の解釈!
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過活動膀胱とは何か
過活動膀胱とは、下記のような症候群をさします。
過活動膀胱とは、急に起こる我慢出来ないような強い尿意(尿意切迫感)を主症状とする症候群です。
正常な膀胱は脳からの指令によってコントロールされていますが、過活動膀胱では何らかの原因により膀胱がコントロールを失ったような状態となり、少量の尿で膀胱が過剰に収縮してしまい、我慢出来ないような強い尿意切迫感が急激に起ります。
そのため、トイレが近くなったり(頻尿)、就寝後何回もトイレに起きたり(夜間頻尿)、強い尿意によりトイレにたどりつくまでに我慢が出来ずに尿が漏れる(切迫性尿失禁)などの症状を伴います。亀田メディカルセンター ウロギネ・女性排尿機能センター ホームページより
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過活動膀胱症状質問票(OABSS)の概要
過活動膀胱症状質問票(OABSS)は、過活動膀胱に特異的な症状質問票として日本で開発された者です。
昼間頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁の4項目から構成されています。
過活動膀胱症状質問票(OABSS)は4つ症状が日常生活へ与える影響について、症状の頻度を重み付けしてスコア化した質問票であり、簡便かつ反応性に優れていることが特徴です。
一方で、QOLの調査項目はありません。
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過活動膀胱症状質問票(OABSS)の評価方法
評価項目
最近1週間の状態を尋ねます。
①朝起きた時から寝るまでに、何回くらい尿をしましたか
0:7回以下
1:8~14回
2:15回以上
②夜寝てから朝起きるまでに、何回くらい尿をするために起きましたか
0:0回
1:1回
2:2回
3:3回以上
③急に尿がしたくなり、我慢が難しいことがありましたか
0:なし
1:週に1回より少ない
2:週に1回以上
3:1日1回くらい
4:1日2~4回
5:1日5回以上
④急に尿がしたくなり、我慢できずに尿をもらすことがありましたか
0:なし
1:週に1回より少ない
2:週に1回以上
3:1日1回くらい
4:1日2~4回
5:1日5回以上
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過活動膀胱症状質問票(OABSS)の結果の解釈
質問3の尿意切迫感スコアが2点以上、かつ全得点が3点以上の場合に過活動膀胱と診断します。
重症度判定では、
5点未満を軽症
6~11点を中等症
12点以上を重症
とします。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)
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