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高位脊髄(頸髄)損傷とリハビリテーション

今回、高位脊髄(頸髄)損傷とリハビリテーションについて、文献を参考にまとめていきたいと思います。

目次

 高位脊髄(頸髄)損傷とリハビリテーション

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文献

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高位脊髄(頸髄)損傷とは

高位頸髄損傷とは、C4頸髄損傷以上のことをいいます。
最重度ではC2〜4から出る横隔神経麻痺を伴い、上肢以下は完全麻痺となります。
症状として、
①運動障害
上肢帯以下の完全麻痺〜角筋、上腕二頭筋のMMT3未満
②障害髄節以下の感覚障害
③膀胱直腸障害
④自律神経障害
⑤呼吸麻痺
があります。

 

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呼吸筋麻痺とその対応

高位頸髄損傷では呼吸筋麻痺の状態は様々となります。
核上性麻痺(脳から脊髄の伝導路の障害による麻痺)や、核下性麻痺(脊髄の運動神経細胞とそれより抹消の障害による麻痺)があり、後者では、完全麻痺や不完全麻痺があります。

呼吸管理では気管切開をした上で、
・人工呼吸器の使用
・横隔膜ペーシング(横隔膜神経線維を電気により刺激し、横隔膜を収縮させる)と人工呼吸器の併用
・スピーチカニューレ挿入した上で自発呼吸を維持
・気管切開孔を閉鎖した上で自発呼吸維持
などの方法があります。

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高位脊髄(頸髄)損傷と理学療法

呼吸訓練では、胸郭の拘縮予防、補助呼吸の指導(僧帽筋、胸鎖乳突筋を使用)を行います。

自律神経系の異常のため、座位耐久性が低い状態です。
直角に近い状態で座位が可能になるようにしていきます。
座位バランスはないため、体幹ベルトを使用し、はじめは腹圧を増すために腹帯も必要になります。

頸部の残存筋の筋力強化により、座位での頭部の運動がコントロールできるようにし、環境制御装置や電動車椅子操作の練習を行います。
車椅子の操作では、制御方法(頭部、顎、呼気、肩の動きなど)を学びます。

関節可動域を保つことは座位の安定や褥瘡予防、介護負担軽減につながります。

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高位脊髄(頸髄)損傷と作業療法

作業療法では、座位耐久性と頭頸部の制御力を高めながら、環境制御装置の操作方法を選択し、操作訓練も行います。

パソコンを利用する場合、入力方法(ヘッドランプの光線、呼気、トラックボール、顎など)を選択し、操作訓練を行います。

気管切開をし、気管切開孔から呼吸を行っている場合、発声が行えないためコミュニケーション手段の確率が必要です。
読唇術、文字盤の利用が考えられます。また、舌打ちを合図として利用できます。

C4では三角筋や上腕二頭筋の筋力が残存する場合があります。
その場合、スプリングバランサーによる机上操作訓練を行います。
C4の完全麻痺では適応外です。

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高位脊髄(頸髄)損傷と言語療法

気管切開や人工呼吸器を使用する場合、言語療法が必要になります。

気管切開を行い、自発呼吸がある場合、肺活量を高めたり、発声のタイミングを知ることが必要になります。

人工呼吸器を使用する場合、発声を長らくしていないことから、声帯の動きを確かめ、発声練習を行う必要があります。

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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

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日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

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そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

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管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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