うつ病診断の補助的ツールとして、うつ病自己評価尺度(Self-rating Depression Scale :Zung法)があります。今回、うつ病自己評価尺度(SDS)の概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 うつ病自己評価尺度(SDS)の概要と評価方法、結果の解釈

参考

https://www.jcptd.jp/medical/point_10.pdf

うつ病自己評価尺度(SDS)の概要

うつ病自己評価尺度(SDS)は、20項目の質問から構成されます。
各項目に対し、「ない」、「ときどき」、「かなりのあいだ」、「ほとんどいつも」の4段階で自己回答します。

 

うつ病自己評価尺度(SDS)の評価方法

評価項目および配点、使用については、株式会社三京房様に問い合わせてください。

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うつ病自己評価尺度(SDS)の結果の解釈(カットオフ)

福田一彦・小林重雄の使用手引によると、総合得点を百分率に換算 (1.25を乗じた数) し たSDS指数 (SDS index) と呼ぶ考えもあるが、あえて換算する理由はないので、粗点をもと に考えて構わないとしている。日本版 (粗点) において、正常者の平均 (±標準偏差) は35± 8、神経症者49±10、うつ病者60±7であり、うつ病においては殆ど性別差を見ない。 下記のような点数分布もよく利用される。

https://www.jcptd.jp/medical/point_10.pdf

SDS素点:
〜49:正常範囲
50〜59:軽度のうつ状態
60〜69:中等度〜高度のうつ状態
70〜:極度のうつ状態

身体的疾患では、痛みが精神的・心理的問題から生じやすくなる可能性もあります。
特に慢性的な疼痛の場合、運動器の問題だけではなく、うつや不安などの精神的な要因も検討する必要があり、このような評価尺度を用いることで、痛みの包括的アプローチの一助とすることが可能です。

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