QOL評価のひとつにSF-36®があります。SF-36®は関節リウマチなどにおけるQOL評価にも用いられており、疾患によらない一般的なQOL評価として用いられています。今回、SF-36®によるQOL評価の概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

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 SF-36®によるQOL評価の概要と評価方法、結果の解釈

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参考

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SF-36®によるQOL評価の概要

SF-36®(MOS Short-Form 36-Item HealthSurvey)はQOL評価方法の一つであり、自己評価、電話調査、インタビュー形式で用いることが可能です。
36項目の質問からなり、結果から8つの尺度(身体機能、身体機能障害による役割制限、社会機能の制限、痛み、全般的な精神状態、精神機能障害による役割制限、活力・全般的な健康感)について下位尺度を導き出し評価します。
5分程度で実施できる簡便さも備えています。
特定の疾患を対象としているわけではなく、様々な疾患を対象に評価が行えます。

SF-36®の版権はQuality Metric Inc.にあり、使用許可願いを出せば誰でも使用することができます。
日本語版の使用にあたっては、(財)パブリックヘルスリサーチセンター(専用E-mail address:sf-36japan@nifty.com,Fax:075-211-4762)から必要書類を取り寄せることが可能です。
http://www.sf-36.jp/

SF-36®はVer.2が開発されています。

SF-36v2 は、SF-36から質問数を増やさずに得点分布の偏りや測定の精度を高めるように考慮され、よりわかり
やすく回答しやすい質問紙に改良されている。
その改善点は、選択肢数の変更と国民標準値に基づいたスコアリング(norm-based scoring : NBS)の換算方法の採用である。
SF-36v2 は下位尺度として、「身体機能」:Physical functioning(PF)、日常役割機能[身体]:Role Physical(RP)、体の痛み: Bodily Pain(BP)、全体的健康感: General Health(GH)、活力: Vitality(VT)、社会生活機能: Social Functioning(SF)、日常生活機能: Role Emotional(RE)、心の健康: Mental Herlth(MH)の8 項目からなり、0-100 点までの配点で得点が高いほどQOL が高いと判断する。

五木田 和枝他「脳腫瘍患者におけるSF-36 を活用したQOL 評価」Yokohama Journal of Nursing Vol.1, No.1, pp. 50-58, 2008

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SF-36®の評価方法

ここでは、参考としてver.2の評価項目とその内容について図を提示します。

出典:五木田 和枝他「脳腫瘍患者におけるSF-36 を活用したQOL 評価」Yokohama Journal of Nursing Vol.1, No.1, pp. 50-58, 2008

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結果の解釈

下位尺度ごとに、スコアの解釈があります。
身体機能では、質問項目数は10あります。スコアが低い場合、健康上の理由で身体活動に支障が生じていることを表しています。スコアが高い場合、様々な種類の活動を行えている状態です。

身体機能障害による役割制限では、質問項目数は4あります。スコアは低い場合、仕事や他の活動に身体的理由で支障が生じています。スコアが高い場合、身体的な理由による支障がない状態です。

社会機能では、質問項目数は2あります。スコアが低い場合、家族や友人などとの付き合いが身体・精神的理由により非常に妨げられています。スコアが高い場合、付き合いは妨げられていません。

身体の痛みでは、質問項目数は2あります。スコアが低い場合、痛みにより活動が妨げられています。スコアが高い場合、痛みによる妨げはありません。

全般的な精神状態では、質問項目数は5あります。スコアが低い場合、常に神経質で憂鬱な気分であることを表しています。スコアが高い場合、落ち着きがあり楽しく穏やかな気分で過ごせています。

精神機能障害による役割制限では、質問項目数は3あります。スコアが低い場合、仕事や他の活動に心理的な理由により支障があり、スコアが高い場合、心理的理由による支障はないことを表しています。

活力では、質問項目数は4あります。スコアが低い場合、常に疲れを感じ疲れ果てている状態で、スコアが高い場合、常に活力にあふれている状態です。

なお、一般に面接形式は自己記入式に比べて得点が高くなる傾向があると言われているため、結果の解釈には注意が必要です。

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