子供の依存症、アディクション(嗜癖)と家族関係の回復について、文献を参考にまとめていきたいと思います。
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子供の依存症、アディクション(嗜癖)と家族関係の回復段階
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第1段階、第2段階
ジャクソンの第2段階までと同じです。家族の否認から始まり、それが崩れていく中で、社会的孤立感を持つようになります。
詳しくは以下の記事を参照してください。
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第3段階
対立から混乱が見られる時期です。
アディクションを持つ子供に対し、今度は親ですから「こういう人だから」と突っ張ることができず、情緒的な遮断よりは怒りの応酬になり、混乱した状態になります。
対人援助職のためのアディクションアプローチ P125
怒ったり色々と考え対応しても「なぜやめてくれないのか」という子供への怒りや、「どうしてこんな子に育ったのか」というように育てた自分への怒りなどの感情が生じます。
巻き込まれた苦しさというより、子どもが思うようにいかない苦しさ、育てた責任も背負いこみ、自責感や親失格のような自罰感が強くなります。家族自身がうつ状態など不健康な状態になることも多いのです。
対人援助職のためのアディクションアプローチ P126
この時期、親はアディクションの問題をやめさせようとするだけではなく、問題の尻拭いやイネイブリング(アディクションを可能にしてしまう行為)に一役買ってしまうことになります。
親は子どもが成人していても、親より社会生活能力が不十分だと判断すると、子どもを守るために動くことになります。こうした行動は本人が医療などにつながった後でも見られることがあります。
一方で、夫婦関係がうまくいっておらず、協力的な姿勢をとれない時は、逆にブレーキがかかりにくくなり、イネイブリングをやめることが困難になることがあります。
子どもが成人していない場合は、かかわらないことそのものが社会的に無責任と見られてできません。結果的にこうした行為を続けることで、本人の年齢相応の社会生活能力を低下させてしまうことになります。
対人援助職のためのアディクションアプローチ P126
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第4段階
家庭内でアディクションをやめさせようとする努力をあきらめる時期です。
解決のあきらめというよりは、本人を見切る、あきらめる、社会的い捨て去るような状態になります。
親は責任を負いすぎて自殺しようとするか、誰かに助けを求める段階でもあります。
苦しくもターニングポイントになる非常に大事な時期になります。
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第5段階
この時期では支援者に相談しながら、本人の年齢に応じて家族からの排出が行われます。これは見切りではなく、子どもの家族からの独立であり、医療機関やリハビリ施設に行くことで本人の治療が始まります。
この段階以前の親は逆の方向に相当のエネルギーを注いでいますから、それしかない、そうするものだと頭でわかっても、逆方向への対応方法を模索します。それでもアディクションを繰り返す本人を見て、親が一致した姿勢をとれるようになって初めて実行できるのです。
対人援助職のためのアディクションアプローチ P127
家族は本人を手放したことで突き放したのではないか、などの想いが生じ、苦しい時期となります。
帰ってこようとする本人の言葉への対応に迷う時期ですが、回復を見守りながら厳しい態度をとり(タフラブ:手放す愛)回復を促していく役割を担います。
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第6段階
本人抜きの家族の再構成が始まります。
本人とのかかわりはもたないようにし、本人への関心よりは家族が自分自身への関心を取り戻し、子育てを終えた自分が本来生きる道へ戻っていくことを意識するようになります。そして、本人のアディクションに振り回されたきたこと、共依存関係だったことに気づく時期になります。
対人援助職のためのアディクションアプローチ P127
共依存に関しては、親子関係における自然にあった共生関係で、子どもに何かあったときに親が責任をもって対応するというようなものです。アディクション問題により親子の関係が共依存に戻ってしまったと考えられます。
アディクションからの回復には、その関係が回復の妨げになることを学んでもらう必要があります。
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第7・8段階
第7段階で家族の安定、第8段階で本人を含めた家族の再構築が行われます。
子どもが親のところに戻るわけではなく、子どもが家族から自立します。
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経過の多様性
ここで挙げた経過はあくまで例であり、すべてがこの通りに進むものではありません。
子どもの性別や障害の有無などによって変化があります。また親元を離れるだけでなく、心理・社会的独立を目指すための通常の発達課題にも取り組むことが必要となります。
本人の死や障害によるケアが必要になる場合、家族が縁を切る場合など、様々なケースがありますが、家族は苦痛を持っており、家族がその出来事をどう受容していくかという視点で家族のリカバリーを目指していくことが必要になります。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
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各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
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