依存症では本人の問題だけでなく、家族を巻き込み、家族も危機にさらされることがあります。そのため解決に向けて動く家族への相談や援助も大切になります。今回、依存症と家族関係の回復の段階をについて、文献を参考にまとめていきたいと思います。



目次

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リハビリテーション職が上司から求められるスキルと役割

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サラリーマンリハビリ職に求められるスキルと役割の全貌: 組織人として何を求められ、何を身につけ、どう行動すれば良いかがわかる

臨床を助けるnote





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リハビリテーション職種のための資産形成術-作業療法士の筆者が実際に行う資産運用法を実データを元に紹介-

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前頭葉障害に対するリハビリテーション

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移乗動作に対する脳科学的評価、リハビリ(ブレーキ・フットレスト管理等のエラーを減らす)

移乗動作の問題(ブレーキ・フットレスト管理等)に対する評価とリハビリテーション-高次脳・認知機能障害に対する、脳科学的な考え方と評価・アプローチ方法-

注意課題のプリント課題

注意障害プリント課題データ(文字選択、計算、図形)

橋損傷のリハビリテーション

橋損傷のリハビリテーション(脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)

視床損傷のリハビリテーション

視床損傷のリハビリテーション(なぜその症状が出現するのか?脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)

大脳基底核損傷のリハビリテーション

基底核損傷(被殻出血)のリハビリテーション(なぜその症状が出現するのか?脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)

小脳損傷のリハビリテーション

小脳損傷のリハビリテーション何をするか、しないといけないか(神経システムの理解、脳画像の診方、評価項目選定、治療戦略立案、治療の具体例)

脳卒中片麻痺のトイレ動作(下衣操作)のリハビリテーション実践方法

研究結果から導く!脳卒中片麻痺者のトイレ動作(下衣操作)のリハビリテーション介入-神経システムを考慮した評価・アプローチの具体例-

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起立と着座動作のリハビリテーション

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感覚障害のリハビリテーション

感覚障害のリハビリテーション!脳科学と伝統的リハを融合させる考え方と実践方法〜随意性の促進も見据えて〜!

依存症と家族関係回復のステージ〜ジャクソンの説を参考に〜

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ジャクソンの7段階説

ジャクソンにより発表されたもので、アルコール依存症の自助グループメンバーの妻にインタビューを行い、家族との関係に一定の経過をたどる事を示したものです。
アルコール問題だけでなく、他のアディクション(嗜癖)でも当てはまることが可能です。
子供のアディクションや、祖父母のアディクションに子供夫婦と孫が関与する際にも、ジャクソン説の変化版として理解することが可能です。

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第1段階

家族の否認がある時期です。
夫のアディクションに気づいているが、「これぐらいのことなら」と本人、家族ともアディクションの問題を否認します。
アディクションが進行すると、否認が崩れていきます。

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第2段階

社会的孤立が起こる時期です。
アディクション問題が進行していく中で、その問題をなんとかしようと家族が努力をしますが、結果が出ず不全感が強くなります。
周囲(職場、親戚など)から家族に責任があるように思われたりし、社会的な疎外感や孤立感を持ちやすくなります。
社会からの対応に傷ついたり、理解してもらうことをあきらめる中で、これらに反応しなくなり、何事もないように振る舞います。その結果、家の様子が外に伝わることはなく、また外からの情報も入らなくなります。

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第3段階

家族の解体の時期です。
家族は本人のアディクション問題をやめさせようとしなくなります。
あきらめの発想になり、信頼関係が崩れていきます。夫は期待されなくなり、家族間の情緒的な交流や家庭内の役割が失われていきます。

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第4段階

本人を除く家族の再構成が始まります。
夫・妻の役割分担がなくなっていきます。妻が家族の中心となり、方向性を決めていくようになります。
妻が父親の役割や家族の主人としての役割を務めたり、夫のケア役を担います。

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第5段階

問題から逃避する時期です。
家族の解体が進み、妻の役割がさらに大きくなり、夫へのあきらめが大きくなります。
それでも家族として夫は家庭にいるため、混乱とストレスは続いていきます。
夫を無視したり、離婚しようとするなど現実からの逃避が見られます。
妻は子供達に「お父さんは当てにならない」などと伝えたり、「お父さんには内緒」などと父と子供のコミュニケーションを都とらないようにさせることもあります。

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第6段階

本人を除く家族関係が完成される時期です。
夫との別居、または家庭内別居状態、または離婚など夫を除く形で機能する家族関係が完成します。
夫の仕事がなんらかの形で続いている場合、外からは仕事一筋の父親がいる家庭と同じように、家庭外からは家族問題が存在することがわかりません。
夫の仕事が失われている場合、妻が経済的な機能を担うため、非常に大きな負担となります。子供達は母親を助けたい、父親を退治したいなどの気持ちを外で発散しようと、様々な動きを見せることがあります。
この時期では大きなストレスと余裕のない妻と、それに対応する子供達の使うエネルギーは、相当大きなものとなります。

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第7段階

再び本人を含めた家族の再再構成が行われる時期です。
家族が本来の家庭内役割や家族機能を取り戻すために動いていきます。



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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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