IADLについての勉強会資料を作成したので公開します。

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IADLの情報収集項目や評価方法、道具の活用と環境調整の工夫とヒント

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IADLとは

IADL(instrumental activities of daily living)は手段的日常生活動と呼ばれています。

電話の使い方、買い物、家事、移動、外出、服薬の管理、金銭 の管理など、日常生活動作(ADL : activity of daily living)ではとらえられない高次の生活機能の水準を測定するもの

Wikipedia

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IADLの観察評価で大切な視点

iADLの観察評価においては、動作遂行の努力性、安全性、効率性、自立性を捉えることです。

そのために、「各工程を順序よく進めているか」「安全に動作が行えるか」「動きの滑らかさ」の3つの視点を持ち、観察評価を行います。

各工程を順序よく進めているか
・なかなか始まらない
・すぐに手がとまる
・次の工程に移れない
・いつまでも止めない
・別のことをし始める
・本来の箇所とは違う箇所に作業を施す
・次第にやり方が変わる
・目的に適わない方法で行う
・不適切な順序で行う

安全に動作が行えるか
・足のつま先が椅子の脚に引っかかる
・歩く際にバランスを崩す
・座る際に臀部が椅子から滑り落ちる
・熱い物を触る
・熱い物をこぼす
・火を消し忘れる
・火の調節をしない
・刃物使用で力の調節ができない
・刃物を使うときに、物を固定するほうの手を置く位置が悪い

動きの滑らかさ
・指の動きが拙劣
・力加減が不適切
・力を加える方向が誤っている
・動きが緩慢
・動きが速すぎる
・物の固定が不十分
・物を持つと手が震える
・立ち座りが困難
・歩行が不安定

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IADLをAMPSの視点で観察する

AMPS(The Assessment of Motor and. Process Skills)は国際的に標.準化された、技能に基づくADL/IADL評価法です。

AMPSでは、運動技能とプロセス技能から、対象者の作業遂行を捉えることが特徴です。

なお、AMPSは認定制度となっています。

運動技能
・Stabilizes:体を安定させておく、ぐらつかない
・Aligns:軸を保つ、よりかからない
・Positions:自分の位置をいいところにしておく
・Walks:歩いて行く
・Reaches:物に手を伸ばす
・Bends :かがんだり、しゃがんだりする
・Coordinates:体の2ヵ所をうまく使う
・Manipulates:手の中で物をうまく扱う
・Flows:腕や手を滑らかに動かす
・Moves:引いたり押したりする
・Transports:物を運ぶ
・Lifts:物を持ち上げる
・Calibrates:力の加減を丁度よくする
・Grips:物をもつ、途中で落とさない
・Endures:疲労をみせない
・Paces:適当な速度でムラがない

プロセス技能
・Paces :適当な速度でムラがない
・Attends:課題の途中で気が散らない
・Chooses:必要な物を選ぶ
・Uses:物をちゃんと使う
・Handles:物を安定させて取り扱う
・Heeds:課題の目標に向かって進める
・Inquires:不必要な質問をしない
・Initiates:ためらいなく始める
・Continues:不必要な中断をしない
・Sequences:正しい順序で行なう
・Terminates:適切に終了する
・Searches/Locates:必要な物を探し見つける
・Gathers:必要な物を集める
・Organizes:適切な空間配置で行なう
・Restores:片付ける
・Navigates:ぶつからない
・Notices/Responds:問題に気付いて対応する
・Accommodates:問題が起こらないようにする
・Adjusts:環境調節を行なう
・Benefits:問題が起きても繰り返さない

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掃除の情報収集項目と評価の基本

 

掃除場所と掃除方法、頻度については、以下のような項目を確認します。

・玄関(ドア、靴箱、傘立て)
・台所(流し台、ガスコンロ、排水口、レンジ、食器棚、冷蔵庫、換気扇、電気ポット、テーブル)
・浴室(浴槽、すのこ、排水口)
・洗面所(洗面台、洗濯機)
・トイレ
・居間(床、ふすま、畳、障子、カーペット、窓ガラス、家具)
・階段
・廊下
・庭
・自宅前

*どのようなところを、どのように、その頻度

使用道具には、
・掃除機
・モップ
・ほうき
・ちりとり
・雑巾
・たわし
・スポンジ
などがあります。

掃除に関連する動作には
・拭く
・掃く
・掃除機をかける
・洗い流す(ホースの扱いも含む)
・しぼる
・道具の運搬や物を持ち上げる
・干す
・かがむ
・背伸びする
・移動(歩行:横歩き、狭いところを通る、立ちしゃがみ、爪先立ち、階段昇降、踏み台や脚立の利用)
・バランス保持(中腰、しゃがみながら、膝立ちで、四つ這いで、体を回しながら、体を左右に倒しながら
などがあります。

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洗濯の情報収集項目と評価の基本

洗濯については、以下のような項目を確認します。

洗濯物
・洗濯物の大きさ、重さ、量

使用機器、道具
・洗濯機の種類
・乾燥機の利用
・洗剤や漂白剤、柔軟剤の使用
・洗濯ネット、洗濯カゴ、物干し(物干し竿)、洗濯バサミ、ハンガーの使用
・洗濯後のアイロンかけ
・高さが適合しているか
・幅や広さは十分か
・大きさは適合しているか
・重すぎて扱いにくくないか

動作
・洗濯機に入れる
・洗濯機から取り出す
・洗濯カゴを持って移動する
・洗濯物を広げる
・干す(ハンガーにかける、物干し竿にかける)
・取り込む
・畳む
・収納する
・移動(歩行、階段昇降、狭い場所を通るなど)
・背伸び(爪先立ち)
・立位で体を傾けながら行う動作

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調理の情報収集項目と評価の基本

調理については、以下のような項目を確認します。

調理環境
・台所のスペースや動線
・台所へのアプローチにおける段差の有無
・所有調理機器の確認

高次脳機能・認知機能
・献立の決定と食材選びと適正量
・賞味期限と消費期限の理解
・道具収納場所の理解
・献立に応じた調理の手順と実施
・道具の動作と使用方法の理解
・味付けに必要な調味料選定と量

動作
・台所まで移動
・鍋類を持っての移動
・冷蔵庫から食材を取り出す
・食器や鍋類を取り出す
・調理時間中の立位姿勢の保持
・調理台と食器棚、コンロ(IH)の移動や方向転換
・米研ぎや食材を洗う
・包丁や皮むき器の動作
・炒める、煮るなどの動作
・盛り付ける動作
・配膳、下膳
・食器や鍋類をしまう
・食器や鍋類を洗う動作ができる

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買い物の情報収集項目と評価の基本

調理については、以下のような項目を確認します。

場所と移動手段
・自宅からの距離(片道、往復)
・移動手段(徒歩、自転車、バス、車)
・場所の広さ、スペース
・宅配可能か

高次脳機能
・計画性
食事の献立に従って材料を決める
予算を決め、献立とのバランスを考える
献立により、一回で買い物を済ませるor複数回に分けて買い物をする
・冷蔵庫の中身や米の残(在庫)を確認する
・広告を見て商品を選ぶ
・わからないことを店の人に尋ねることができる
・賞味期限や消費期限の概念がわかる

動作
・移動(交通ルールを守りながら移動できるか)
・移動(段差や障害物、エレベーターやエスカレーターへの対応)
・移動(体力や耐久性)
・公共交通機関(電車、タクシー、バス、)の利用
・車の運転
・店内での移動(広い通路、狭い通路、ひとごみ)
・商品へのリーチ
・カートの利用
・会計(家計管理:お金の概念の理解、計算)
・公共のトイレでの排泄動作

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金銭管理の情報収集項目と評価の基本

金銭管理については、以下のような項目を確認します。

収入と支出
・収入に対する金銭管理(誰が)
・小遣いの購入用途と偏り
・支払いや勘定の計算能力
・計画的なお金の利用計画
・予算内での買い物
・購入前の概算見積もり
・現金以外での支払い方が実施できるか
・金銭管理は家計全体の管理が必要か
・物品購入時の値段交渉
・返品の仕方
・家計簿の管理

貯蓄と引き出し
・普段から貯金をしているか
・預金口座の管理方法
・銀行・ATMでの預金の引き出しは可能か

お金の取り扱い
・紙幣や硬貨の判別
・紙幣や硬貨での計算能力
評価例
→缶ジュース1本いくらか
5本でいくらになるか
支払いはどの貨幣で行うか
お釣りはいくらか
・買い物リストの作成
・金銭の支払い
・領収書の取り扱い
・つり銭の確認
・消費税の計算
・両替
・家計簿の記載

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健康管理の情報収集項目と評価の基本

健康管理については、以下のような項目を確認します。

栄養
・病状に応じた栄養知識と栄養摂取
・自炊の有無
・偏食傾向
・飲酒の有無

体調に対する捉え方と対応
・病気の前兆や症状への理解
・体調変化に敏感か
・体調変化を伝える人はいるか
・治療必要性の理解

通院と予約
・通院方法
・予約方法の理解
・通院日の記憶
・携帯電話や固定電話の使用
・コミュニケーション能力

服薬管理
・服薬目的や必要性の理解
・用法用量を守った服用
経口薬の拒否の有無

休養と運動
・運動習慣
・運動量
・運動方法
・運動の必要性の理解
・疲労度に応じた休息の取り方
・ペーシング

その他
・生活スケジュール
・外傷、熱傷、褥瘡への対応
→処置方法
薬箱の用意
・普段の行動傾向(慎重、大胆)
・転倒予防の知識
・普段から怪我が多いか

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住まい管理の情報収集項目と評価の基本

住まいの管理については、以下のような項目を確認します。

施錠
・鍵の置き場所の認識
・鍵の閉め忘れない行動

留守番
・回覧板を回す
・オレオレ詐欺への対応
・訪問販売への対応
・電話対応

メール・インターネット・携帯電話の使用
・緊急時や非常時に使用して連絡をとれるか
・方法を把握しているか

火の始末などの管理
・ガスや電気のスイッチ、元栓の管理、ガス漏れ警 報機や火災報知器の取り扱い方法
・必要な換気をとれるか
・ブレーカーが落ちたときに元に戻せるか

写真のものは、施錠、日の始末の管理などに役立つツールです。
簡単なものですが、◯×表示で確認をひと目で行えるのでとても便利です。

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 道具の活用と環境調整(移動と運搬)

 

歩行車選択のポイントは、
・配膳ができる台がついている
・ものを運搬できるかごがついている
・ブレーキがついている
・2~3cmの段差を乗り越えられる10cm以上の車輪がついている
・持ち手の長さが調節できる
・4輪の方が安定する
・外出し、公共交通機関に乗ることがある場合、外出用バッグ付きで折たたみ機能のある軽量なタイプ
となります。

また、握りのタイプの選択ポイントは、
・円背がある場合、前方横バー握りのタイプで高さは本人が持ちやすい高さ(通常臍の高さ)に合わせる
・円背がない場合、腰骨の高さに合わせ、立て握りバーがよい
となります。

・台所での道具運搬や配・下膳にワゴンを利用することも考慮します。

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道具の活用と環境調整(買い物)

リュックサックでの運搬は歩行エネルギー消費や筋活動が少ない効率的な歩行で歩容も安定します。

歩行車や店内での商品の持ち運びにはショッピングカートを活用します。

財布の取り出し、開け閉めに困難さがある場合、紐付きがま口財布の利用が推奨されます。

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道具の活用と環境調整(掃除)

バランスが不安定であればもたれ立位、椅子座位、歩行車に頼りながら行います。

座位で行う場合、ロングタイプの持ち手の道具を選定すると掃除範囲が広がります。

 

またハンデイ掃除機でいざりながら行う方もいます。

道具は軽量、持ち運びしやすく、扱いやすいものを選定します。

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道具の活用と環境調整(調理)

調理には30分を目安とした立位耐久性が必要とされています。

立位保持での作業が難しい場合、調理場に椅子を置き、座って行う方法が取られます。

また、シンクに寄りかかって立位を保つこともあります。

切る、洗う、火を扱う作業が一直線でできるよう環境調整することが推奨されます。

滑り止め機能付きテープを利用し包丁の柄を太くすることもあります。

上肢操作に困難さがある場合、キッチンバサミ、スライサー、フードプロセッサーの使用が推奨されます。

シリコンスチーマーを利用し、野菜調理をします。

電磁調理器はペースメーカー使用者は注意(50cm以上離れる)します。

トング、バネ付き菜箸の利用や、発熱シートを利用しレンジで魚を焼くこともあります。

鍋に水を入れて運ぶ→鍋をコンロにかけてから水を入れるの手順に変更したり、用意する量が少ないのであれば片手鍋の利用を推奨します。

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 道具の活用と環境調整(洗濯)

 

洗剤の調整が困難な場合ジェル状パックの利用も考えられます。

物干し竿、衣類棚の高さの調整も行います。

屋外での干す作業に転倒リスクがある場合、室内干しの利用も考慮します。

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外出の基礎知識

日本で最も速い信号機の設定は1m/secとなっているため1m/sec以上のス歩行ピードが必要です。

高齢者の実用的な屋外歩行に必要なスピードは概ね1.53−1.83m/sec、片麻痺者では0.4-0.42m/secとされています。

実用的な連続歩行距離は1000m程度とされています。

バス利用では、ノンステップバスの段差は35cm、ワンステップバスの段差は65cm(間に1段ある)を目安とします。

外出先では状況によりヘルプを伝えられるかも問題解決技能として必要です。

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訪問介護サービス(生活援助)

生活援助とは、身体介護以外の訪問介護をさします。

掃除、洗濯、調理などの日常生活の援助(そのために必要な一連の行為を含む)になります。

利用者が単身、家族が障害・疾病などのため、本人や家族が家事を行うことが困難な場合に行われるものです。

*以下の行為は家事援助に含まれません。
・商品の販売・農作業等生業の援助的な行為
・直接、本人の日常生活の援助に属しないと判断される行為

*本人が行う動作でヘルパー介助よりも、本人が主体的に行う場合、見守りや軽介助を行った場合でも身体介護で算定できます(自立支援見守り)。

生活援助サービスを利用できる条件(本人実施不可に加えて)は、

・同居の家族がいない場合(長期出張などの社会的活動や同居家族の入院入所なども含む)
・日中長時間にわたり、就労や社会的活動で日常的に不在である場合
・同居家族がいるが家事実施するが困難な場合(高齢などで身体上家事が不可能、家族関係悪化で改善が見込まれない 場合など)に限られる
となっています。

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生活援助対象外の例

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介護保険外サービスの利用

シルバー人材センターでは、比較的安価で生活援助対象外の項目についてのサービスを提供しています。

また、訪問介護提供事業所も、介護保険外サービスとして上記のようなことを提供していることもあります。

市町村には高齢者福祉サービスがあるので、どのようなサービスが提供されているのかを確認できます。

ケアマネージャーだけでなく、リハビリテーション職種も様々なフォーマル・インフォーマルサービスを知っておく必要があります。

PTOTSTが今より給料を上げる具体的方法

転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

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