目次
股関節手術についてのおすすめ記事
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- 股関節疾患術後の荷重練習の進め方-脚長差、可動域、恐怖・不安を軽減し、歩行に繋げるための段階的難易度設定-
- 股関節疾患術後の脚長差はなぜ生じる?どう対応する?形態測定(SMD、TMD)をどう活かす?
- 股関節疾患術後と可動域改善ストレッチの順序と方法-靴下・ズボン着脱、爪切りに繋げるために-
- リハのための股関節のレントゲン画像における骨や筋の各部位と作用について
- 股関節内旋の制限因子を推察する方法!筋肉や軟部組織を中心に!
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股関節骨折に対する手術(γネイル)の概要
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ガンマネイルは、大腿骨(大腿骨転子部または転子下骨折)が骨折し、内固定で固定すれば治癒する可能性が高い場合に実施されます。
ガンマネイルは、大腿骨の頭部に設置された大きなネジと、大腿骨のシャフトの中心を貫通する釘から構成されています。
この金属は、骨折が治った後も永久にその場所に留まることになります。
骨折部位に金属製のねじを使って骨を固定することで、手術直後から早期に荷重が可能になります。
骨癒合が促進され、筋力や関節可動域の低下を防ぐことができる手術です。
手術時間や出血量も少なくて済むこともメリットの一つとして挙げられています。
ガンマネイル手術後のリハビリ
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ガンマネイル手術後は早期に荷重を可能にすることで骨の癒合を促すため、手術後翌日から全荷重歩行を行うことが多いです。
手術翌日には、介助や歩行補助具を使用して、ベッドから座る事が推奨されています。
医師の指示に基づき、手術した脚に体重をかけますが(通常は全体重)、最初は痛みのために制限されるかもしれません。
入院中から移動能力を高めていき、どの程度まで動けるか、どのような歩行補助具が適切か(通常は最初は歩行補助具、可能であれば松葉杖)を確認していきます。
股関節の周りの筋肉を強化するために運動をすることも重要とされています。
ガンマネイル術後 退院後のリハビリテーション
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ガンマネイル手術からの退院後、リハビリテーションを継続して行うことが重要です。
術後、6ヶ月程度(〜12ヶ月)はリハビリテーションを行うことが必要とされているためです。
退院後もリハビリテーションを行うことで、筋力・歩行速度・階段昇降能力・バランス能力の向上、転倒リスクの減少などの効果が得られます。
退院後のリハビリテーションメニューには、ストレッチ・筋力訓練・歩行練習・バランス練習などがあります。
γネイル術後 退院後の骨折は?
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大腿骨の骨折があると、反対側の骨折や他部位の骨折のリスクが高くなると言われています。
これは「二次骨折」と言われ、骨粗鬆症を背景に骨折が生じやすくなります。
転倒により、脊椎圧迫骨折や橈骨遠位端骨折、大腿骨頚部骨折が生じやすいとされています。
骨粗鬆症の治療と同時に、転倒予防対策やリハビリテーションの継続により、転倒しにくい身体機能の再獲得を目指す必要があります。
転倒予防の必要性
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大腿骨近位部骨折は転倒により発生する事が最も多いとされています。
また、高齢になるほど転倒しやすいとも言われています。
そのため、過去の転倒歴を知り、転倒予防対策を講じる必要があります。
バランス能力の低下によるふらつきがある場合、特に注意が必要となります。
側方や後側方から後方にかけて転倒し、骨折する場合が多くなります。
在宅環境で転倒につながる箇所はないか確認することも重要です。
・絨毯やカーペットにつまづく
・廊下に荷物が置いてあり歩行の邪魔になる など
視力障害の有無、認知症や脳卒中の既往なども転倒リスクを向上させると言われています。
筋力トレーニングのポイント
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筋力トレーニングでは、反動をつけずに、使っている筋肉を意識することが大切です。
呼吸は止めないで、力を入れる時に息を吐くようにします。
体調が悪い時、痛みがある時は、無理をして行わないようにします。
慣れてきたら、回数を少しずつ増やしてみるようにします。
寝ながら体幹トレーニングメニュー
ドローイン
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腹筋運動
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背筋運動
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お尻上げ(臀部挙上、ヒップアップ)
四つ這い四肢運動
さらに詳しい解説を動画で確認
呼吸療法認定士の資格を取りたい方は必見
呼吸療法認定士の資格勉強は隙間時間にするのがコツです。呼吸療法認定士 eラーニング講座
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)
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