FIMにおける「社会的認知(社会的交流)」の採点方法のポイントと具体例、疑問点の解消について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

FIM「社会的認知(社会的交流)」の採点方法のポイントと具体例、疑問点の解消

参考文献

「社会的認知(社会的交流)」の定義

対象者の振る舞いや言動が、周囲の者にとってどの程度迷惑であったり、不快な感情を与えているかを評価していきます。

 

迷惑や不快感とは

迷惑や不快感とは、以下のようなことをさします。
・リハビリの拒否
・あいさつがない
・車椅子をむやみに操作する
・極端な泣き笑い
・相手に悪口を言う
・すぐに怒る
・暴力をふるう
・過度なひきこもり
・レクリエーションに参加しない
・相手が迷惑であっても話し続ける

迷惑行為でない例

場合によっては迷惑行為でない可能性もあります。
・いびきや咳
*自分では意識してコントロールできない現象

・体臭・口臭
*自らセルフケアをしない場合は迷惑行為となります。

・性格
*元々内気な性格など。

どのように評価をしていくか

大まかな評価の流れを示していきます。

・周囲の人(スタッフ、家族、患者など)と適切に関わることができる→7or6点
 7点:問題なし
 6点:服薬によりコントロールが必要、適切に関わるのに時間が必要

・周囲の人(スタッフ、家族、患者など)と適切に関わるのに介助(合図、抑制、促し、そばにつくなど)が必要→5〜1点

介助量の目安

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5点:〜10%の介助(慣れていない場面での介助必要を含む)
4点:10〜25%の介助(慣れた場面で介助必要を含む)
3点:25〜50%の介助
2点:50〜75%の介助(時間帯により抑制が必要な状態含む)
1点:75〜100%の介助(意識障害、夜間せん妄、抑制されている状態含む)

なお、時間がなくて簡単に評価したいという方は以下の記事を参照してください。
FIM「社会的認知(社会的交流)」の超簡単採点法!リハビリ評価時短テクニック!

具体的採点例

7点:訓練や生活場面で他者と問題が起きていない。
6点:服薬コントロール(精神安定剤)を行っている
6点:新しい状況ではうまく振る舞えないが、時間が経てばうまくふるまえるようになる。
5点:たまに迷惑で不適切な行為があるが、その頻度は10%(10回に1回)以下である。
5点:レクリエーションなど集団行動では言葉による促しを必要とする。
3点:暴言があるがその頻度は50%未満(2回に1回未満)。
3点:ゲームをするのにそばについておく必要がある。
1点:日中問題はないが、夜間せん妄により夜は迷惑行為がある。

疑問点の解消

・社会的交流ができない場合、その自覚がないと1点になります。
・自分から社会的交流を行わない場合、1点となります。
・寝たきりでも他者とコミュニケーションをとる場合、介助の割合に応じて点数をつけます。
・「YES、NO」しか答えられなくても、本人が礼儀正しく振る舞いたいという思いがあれば7点となります。

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