心電図というと、ややこしいイメージがあると思います。私自信も心電図の勉強をしなければいけないと思いながらも、なかなかチャレンジできないままでした。Nintendo DSが家にあったことから、今回「らくらく心電図トレーニングDS」を購入しました。
目次
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「らくらく心電図トレーニングDS」はNintendo DS専用のソフトであり、心電図についてわかりやすく解説、問題も解きながら心電図をマスターしていこうとするものです。
その内容ですが、
・読み方のコツ事典(専門知識、用語、波形の特徴を把握する)
・チャレンジアタック(心電図の読み取り問題)
が主な内容になっています。
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①心電図を読むための基本スキル
・記録用紙の意味
・心拍数の求め方
・P波を探せ
・QRSの幅に注意
・RR間隔の突然の変化
・自動能の興奮頻度
・ラダーダイヤグラム
②波形からみる心臓のようす
・波形からみる刺激伝導系
・異常波形からみる心臓刺激
・心筋活動電位のようす
③不整脈の種類と波形の特徴
・正常洞調律
・頻脈性不整脈 期外収縮
心室性期外収縮、上室性期外収縮
・頻脈性不整脈 QRS幅の広い頻脈
心室頻拍、WPW症候群の洞性頻脈、脚ブロックを伴う洞性/上室性頻脈
・頻脈性不整脈 QRS幅の狭い頻脈
心房細動、心房粗動、洞性頻脈、上室性頻拍
・頻脈性不整脈 心室細動
・徐脈性不整脈 洞機能不全症候群
洞停止、洞房ブロック、洞性徐脈
・徐脈性不整脈 房室ブロック
Ⅰ度房室ブロック、Ⅱ度房室ブロック、Ⅲ度房室ブロック
・早期興奮症候群
WPW症候群
・脚ブロック
完全右脚ブロック、完全左脚ブロック
*不整脈の種類と波形の特徴は所見(RR間隔、心拍数、QRS幅、QRSがP波に続く)から選択して検索できます。
④心電図さまざまな用語
①初級10問
②中級5問
③上級3問
初級は54波形から
中級は84波形から
上級は44波形から
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やはり、専門書に比べると内容的には劣る部分はありますが、本当に初歩の導入から学びたいと考えている方には適していると言えます。
心電図は、必要に迫られることがなければなかなか勉強するとういうことにはならないと思います。
そのような方にとっては、ゲーム間隔で学ぶことができるというのは取っ付きやすいのかと思います。
なお、スマートフォンのアプリでもらくらく心電図トレーニングをダウンロードすることは可能になっています。
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心電図を学び、その実力を試したい方は、日本不整脈心電学会が行っている、
心電図検定を受けることをお勧めします。
医療従事者にとって、心電図判読の重要性はいうまでもありません。これまでに、心電図の魅力に取り憑かれた多くの研究者が、心電図学の発展に努めてきました。
ただ心電図は、決して特別な専門家のためだけに存在するものではありません。心電図に興味をもち、判読に自信をもっている人は決して少なくはないでしょう。学生や看護師、臨床検査技師で、医師のレベルを超える判読能力を持つ人もいる。循環器専門医の中にも、その隠れた才能を他のスタッフに知られていない人がいるはずです。
教授よりも学生の私の方が心電図を読めるぞ! もっと心電図を好きになりたい! 興味を持ちたい! そうした方々にとって、よりいっそう心電図を学ぶ機会と喜びを分かち合う場はないだろうか? 日本不整脈心電学会はそうした声を受けて、心電図検定を立ち上げることにいたしました。http://new.jhrs.or.jp/recognition/kentei/kentei-01/
4級〜1級の等級が設けられています。