MMSEなどの認知機能検査は、認知症の進行し、重症度が上げれば検査があまり意味をなさなくなります。今回、重度の認知症にも実施することができる、Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)の概要と評価方法、結果の解釈についてまとめていきたいと思います。

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Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)の概要と評価方法、結果の解釈!

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文献

Tanaka H, Nagata Y, Uematsu M, Takebayashi T, Hanada K et al. : Development of the Cognitive Test for Severe Dementia. Dement Geriatr Cogn Disord, 40(1-2): 94-104, 2015

 

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認知機能検査には様々な種類がある

認知機能を測定する検査には様々なものがあり、以下に大まかに挙げていきます。
・MMSE
・HDS-R
・MoCA
・NMスケール
・N式精神機能検査
・MENFIS
・時計描画テスト
・CDR

これらの検査バッテリーには、それぞれの特徴があり、認知機能の低下が軽度な方を得意としているものもあれば、そうでないものもあります。
それぞれの検査バッテリーの特徴を理解し、リハビリテーション効果の測定に必要なものがどれなのかを把握していることが大切になります。

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Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)の概要

Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)は、認知症の重症度が最も高い対象者の認知機能を測定するのにも適している検査です。
検査項目は13項目であり、実施時間も10分程度と簡便に実施できるのが特徴です。
検査は、記憶、見当識、言語、視空間認知、行為、前頭葉機能、社会交流についての項目から構成されています。Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)は、検査のなかで日常生活で使用している物品を用いているのも特徴です。

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Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)の評価方法

評価項目

1対象者に近づいて「おはようございます.(もしくは)こんにちは.」
2「私の名前はAです.あなたの名前はなんですか.」
3「誕生日はいつですか?」(「何年生まれですか?何月何日生まれですか?」)
4「今から3つの言葉を言いますので繰り返して言ってください.桜・猫・電車」
5(鉛筆を見せて)「これはなんですか.」
(時計を見せて)「これはなんですか.」
6(鉛筆,時計,コップを机の上に置き)「ここに,鉛筆,時計,コップがあります.今からこの3つのものを覚えてください.」(3つのものを隠して)「では今ここに何がありましたか?」
7(3時に合わせた時計を見せて)「今何時ですか?」
8(くしを掲示して)「これを使ってください.」(出来なかったら)「では,髪の毛をといてください.」)
(⻭ブラシを掲示して)「これを使ってください.」(出来なかったら)「では⻭を磨いてください.」)
9(おりがみなど赤色の紙を見せて)「これは何色ですか?」
10「Bさんが知っている野菜の名前をできる限り多く言ってください.(1分以内)」
11「私の言う通りにしてください.目を閉じてください.」
「私の言う通りにしてください.鼻を触ってください.」
12 (A4用紙の上半分に一辺5㎝の正方形を書いたものを見せて)「これと同じ形をここに書いてください.」13 (白い紙を置き,鉛筆を渡して)「ここにあなたの名前を書いてください.」

田中 寛之他「重度認知症における評価について」日本臨床作業療法研究 No.4:76−86,2017

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注意点

各質問において、良好な反応が得られない場合には3回まで繰り返します。

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Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)の解釈

Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)の総得点は30点です。
この検査は、認知症の対象者に床効果なく実施することが可能です。

MMSEが10点以上になればほとんどの対象者が満点となり天井効果を示した

Evidence Based で考える 認知症リハビリテーション

リハビリテーション介入の結果、その効果が示される得点の変化量としては、Cognitive Test for Severe Dementia(CTSD)の場合、4点とされています。

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