スパイダースプリントを手作りしてみました。
目次
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スパイダースプリントは、下図のようなスプリントです。
元々は手指の伸展を介助する目的で、橈骨神経麻痺で使用されるスプリントでした。
脳卒中運動麻痺者で、手指屈曲の随意性は発揮できるが、手指伸展の随意性が発揮できない症例に対しても、スパイダースプリントが用いられることがあります。
近年はCI療法においてもスパイダースプリントや短対立装具、手関節固定装具などを併用しながら課題指向型訓練を行うことが多く報告されています。
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本来は今回は誰でも用意できるもので作成しました。
というよりも、本格的な作成方法がわからなかったので想像力を働かせての作成です。
・形状記憶合金ワイヤー
吉見製作所の形状記憶合金ワイヤーを使用しました。
今回は0.8φX1m(2本入り)を購入しました。
様々な直径がありますが、他には0.7φや1.0φなどがよく使用されています。
対象者の手指屈曲力により、どの直径が良いかを確認することが大切です。
吉見製作所 形状記憶合金ワイヤー 0.8φX1m(2本入り)
1mでスパイダースプリントを1つ作ることが可能です。
・ベルクロ(マジックテープ)
100均で購入しました。
・ソーイングセット
ワイヤーをベルクロに固定(縫い付ける)ために使用しました。
・結束バンド
ワイヤーを通すために使用しました。
・グルーガン
ワイヤー先端部を太くするために使用しました。
・ペンチ
ワイヤーを折り曲げるために使用しました。
①形状記憶合金ワイヤーを50cmでカットします。
②半分の25cmで折り目をつけ、ニッパーで形を整えます。
*先端部をニッパーで強く挟むと、ワイヤーが折れてしまうので注意が必要です。
少しづつ先端部にニッパーを近づけるように調整しながら挟みます。
③2つ分折り曲げたワイヤーを用意します。
①ワイヤーの折り曲げている部分にベルクロ(メス)を差し込み、縫い付けます。
*写真では分かりにくいですが、裏側にはフェルトを貼り付けています(皮膚に直接ワイヤーが触れないようにするため)
①ワイヤーを通すために、ベルクロに結束バンドをカットしたものを縫い付けます。
*結束バンドの固定部分を折り曲げて角度をつけます。
*裏側にはフェルトを貼り付けています(皮膚に直接プラスチック部分が触れないようにするため)。
①結束バンドの穴にワイヤーを通します。
②ワイヤーが穴から抜けないように、グルーガンで先端部分を太くします。
本当にこれで合っているのかなという感じですが。。。
使用にあたっては、自己責任の元でお願いします。
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