腰痛による生活障害の評価尺度に、RDQ(Roland-Morris Disability Questionnaire)日本語版があります。今回、RDQ日本語版の概要と価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

RDQ日本語版の概要と価方法、結果の解釈

文献

鈴鴨よしみ「Roland-Morris Disability Questionnaire(RDQ) によるアウトカム評価」日本腰痛会誌,15(1):17‒22,2009

 

RDQの概要

RDQ(Roland-Morris Disability Questionnaire)は1983年にイギリスのMartin RolandとRichard Morrisによって作成ものです。

RDQは広い意味でQuality of Life(QOL)を測定すると考えられるが,Rollandらは,開発時にはRDQをQOL尺度とは位置づけておらず,“腰痛によって日常生活が障害される程度”を評価する尺度としている.

Roland-Morris Disability Questionnaire(RDQ) によるアウトカム評価

RDQは対象者が直接回答をし、約5分で実施できます。
日常生活動作が腰痛により障害されているかを、24項目からみていきます。
各項目に「はい」「いいえ」で回答していきます。
RDQ日本語版は、十分な計量心理学的特徴(信頼性・妥当性・反応性)を持つことが示されています。

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RDQの評価方法

今日の腰痛のために
1 腰痛のため,大半の時間,家にいる 
2 腰痛を和らげるために,何回も姿勢を変える 
3 腰痛のため,いつもよりゆっくり歩く 
4 腰痛のため,ふだんしている家の仕事を全くしていない 
5 腰痛のため,手すりを使って階段を上る 
6 腰痛のため,いつもより横になって休むことが多い 
7 腰痛のため,何かにつかまらないと,安楽椅子(体を預けて楽に座れる 椅子,深く腰掛けた姿勢)から立ち上がれない 
8 腰痛のため,人に何かしてもらうよう頼むことがある 
9 腰痛のため,服を着るのにいつもより時間がかかる 
10 腰痛のため,短時間しか立たないようにしている 
11 腰痛のため,腰を曲げたりひざまずいたりしないようにしている 
12 腰痛のため,椅子からなかなか立ち上がれない 
13 ほとんどいつも腰が痛い 
14 腰痛のため,寝返りがうちにくい 
15 腰痛のため,あまり食欲がない 
16 腰痛のため,靴下やストッキングをはくとき苦労する 
17 腰痛のため,短い距離しか歩かないようにしている
18 腰痛のため,あまりよく眠れない (痛みのために睡眠薬を飲んでいる場合は「はい」を選択して下さい) 
19 腰痛のため,服を着るのを誰かに手伝ってもらう 
20 腰痛のため,一日の大半を,座って過ごす 
21 腰痛のため,家の仕事をするとき力仕事をしないようにしている 
22 腰痛のため,いつもより人に対していらいらしたり 腹が立ったりする 
23 腰痛のため,いつもよりゆっくり階段を上る 
24 腰痛のため,大半の時間,ベッド(布団)の中にいる

RDQの結果の解釈

「はい」 と回答した項目の数がRDQの得点になります。
高得点なほど日常生活の障害の度合いが大きい ことを示しています。

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