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上腕骨骨幹部ですが、まず、「上腕骨」は肩関節と肘関節の間をつなぐ骨です。
その骨幹部は上腕骨の中央部を指します。
上腕骨骨幹部骨折は、直達外力(事故や転倒)により生じます。
これは、打撃や衝突などの外力により加わった力が直接患部に作用した結果です。
また、腕相撲や投球動作の繰り返しによる骨折の場合もあります。
腕相撲の捻転力による骨折では、骨折の様式が「螺旋骨折」になります。
骨折部位ですが、骨幹部の中央1/3の場所で好発するとされています。
上腕骨骨幹部骨折は比較的治りやすい(骨癒合が得られやすい)とされており、これは、骨幹部が軟部組織に富み血管が豊富なためです。
上腕骨骨幹部骨折が生じると、以下のような症状が出現する事が考えられます。
•骨折部における疼痛
•骨折部の変形
•骨折部の不安定性
•開放性骨折(骨折部の骨が皮膚をつきやぶる)
•血管損傷(指の冷たさ、色調が悪いなどが観察される)
•橈骨神経麻痺(まれに正中・尺骨神経麻痺もある)
•偽関節(受傷後6ヶ月以上たっても治癒しない骨折)
夜間痛とは、就寝時に生じる痛みの増悪により目が覚める症状です。
肩関節の三角筋付近に鈍痛を生じさせ、起床後もしばらく持続する事が特徴的な症状です。
急性期では腱板や肩峰下滑液包に生じる浮腫や腫脹が原因と考えられています。
慢性期では肩峰下滑液包と腱板との境界部に生じる癒着や瘢痕組織が原因と考えられています。
これらはの要因は、肩峰下圧を上昇させると言われており、夜間痛との関連が示唆されています。
夜間痛が生じる原因は複数のものが考えられ、急性期や慢性期により要因は異なるとされています。
肩峰下圧の上昇が主な原因とされており、これは肩関節の上方支持組織の問題と捉える事ができます。
寝る姿勢により夜間痛は引き起こされやすくなるとされています。
肩関節の伸展(肩を後ろに上げる運動)や肩関節の回旋(上腕骨を回す運動)が入ることで痛みが出やすいとされています。
これは、伸展や回旋動作により肩関節の上方支持組織が緊張するためです。
これにより、肩峰下圧が上昇し、夜間痛が生じるとされています。
夜間痛への対応では、肩峰下圧上昇を抑える事がポイントになります。
肩関節を軽度屈曲位とすることが大切です。
これは、タオル等により肩の高さを調整し、胴体と同じ高さになるように調整します。
その他のポイントとしては、脇は体から30°程度開くようにします。
お腹の上にバスタオルを丸めて置き、その上に手を置く事で肩内旋位となり、肩関節内の圧を高まりにくくすることができます。
仰向けでクッションの高さを調整しても痛い場合は横向きになり、患側の肩を上にして寝ることも一つの方法です。
背中にクッションを当て、肩をやや高い位置に保つことで楽になる場合があります。
また、み止めや湿布薬を利用し、徐痛を図ることも必要な場合は行う事があります。