骨盤骨折についてのおすすめ記事
骨盤骨折の概要
骨盤骨折の原因としては、
・高エネルギー外傷
・脆弱性骨盤骨折
の2つがあります。
骨粗鬆症があると、転倒など軽い外傷でも骨折する可能性があります。
立位からの転倒や、それ以下の外力(歩行等)でも生じることもあります。
臀部痛や腰痛を主訴として来院し発覚するケースがあります。
X線検査では診断できず、CTやMRIで確認できる不顕性骨折の場合もあるため注意が必要です。
痛みが続く場合は、不顕性骨折の可能性があります。
骨盤骨折の分類
骨盤骨折の分類に「Watoson-Jones分類」があります。
•列離骨折(筋付着部の骨折)
○下前腸骨棘 ○上前腸骨棘 ○坐骨骨端部 ○腸骨骨端部
•骨盤輪単独骨折(安定骨折)
○恥骨枝骨折 ○腸骨骨折 ○恥骨結合捻挫・離開 ○仙腸関節亜脱臼
•骨盤輪複合骨折(恥骨の二重骨折、腸骨と恥骨の複合骨折:不安定骨折)
○両側恥骨上下枝骨折 ○片側恥骨上下枝骨折と恥骨結合離開
○恥骨結合の離開と仙腸関節の脱臼 ○恥骨結合の離開と腸骨骨折
○恥骨上下枝骨折と仙腸関節の脱臼 ○恥骨上下枝骨折と仙骨の縦骨折
•仙骨骨折
骨盤輪単独骨折の概要
骨盤輪単独骨折は、前後・側方からの圧迫や垂直剪断力により生じます。
転倒や前後からの圧迫により恥・坐骨骨折が生じやすいとされています。
恥・坐骨骨折では、大腿骨近位部骨折と同様な部位に痛みが生じやすい特徴があります。
側方からの衝突等で、腸骨翼の骨折が生じやすいとされています。
恥骨結合離開や仙腸関節亜脱臼は分娩時にも見られやすくなっています。
これは、出産時の圧力により恥骨に広がる力が加わるためです。
骨盤輪単独骨折の治療と注意点
骨盤輪単独骨折のリハビリを進める上で、注意しておきたいことが何点かあります。
まず、骨折による転位が少ない場合、保存療法が行われます。
これは、骨盤は骨癒合が良好とされているためです。
保存療法では、一般的に3~4週間のベッド上安静が行われます。
腸骨の骨折で転位が大きい場合手術が行われる場合があります。
恥骨結合離開で転位が大きい場合、創外固定やプレート固定が行われる場合があります。
骨折による靭帯損傷がないかをチェックする事が必要です。
骨折部位により股関節を大きく動かさないほうが良い場合があるため、医師に確認することが必要です。
骨折部位における付着筋の走行と作用を理解する事が重要になります。
神経損傷(坐骨・大腿・閉鎖神経)がないかをチェックする事もポイントになります。
骨盤輪単独骨折のリハビリテーション
骨盤輪は骨癒合が得られやすいという特徴があります。
安静期間
非骨折側の関節可動域と筋力の維持を行います。
骨折や靭帯損傷の部位により、運動できる関節が異なるため、片側または両側の股関節を動かすことができるかを確認します。
可動域運動と筋収縮の開始
状態により時期が異なります(Drに確認)。
大腿骨頚部軸による可動域運動を考慮する必要があります。
各筋の収縮方向を意識した収縮運動から行います。
離床と荷重
状態により時期が異なります(Drに確認)。
部分荷重から開始される事が多いです。
手術をした場合
固定状態により運動や荷重の開始時期が異なります(Drに確認)。
さらに詳しい解説を動画で確認
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。
転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。
これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。
それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。
最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)
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