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認知症発症の可能性を評価できる!兵庫県版認知症チェックシート(認知症リスク評価スコアつき)の紹介

認知症は進行性の病気ですが、その進行を遅らせるためには、早期発見早期治療が大原則になります。今回、認知症発症の可能性を評価できる、兵庫県版認知症チェックシート(認知症リスク評価スコアつき)を紹介していきたいと思います。

目次

認知症発症の可能性を評価できる!兵庫県版認知症チェックシート(認知症リスク評価スコアつき)の紹介

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認知症を勉強するのに参考になる文献

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認知症の診断基準について

際疾病分類第10版(ICD-10)による認知症診断基準では、認知症を「通常,慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ,記憶,思考,見当識,理解,計算,学習,言語,判断等多数の高次脳機能の障害からなる症候群」としています。

また、その診断基準としては、

G1.以下の各項目を示す証拠が存在する.
1)記憶力の低下
新しい事象に関する著しい記憶力の減退.
重症の例では過去に学習した情報の想起も障害され,記憶力の低下は客観的に確認されるべきである.
2)認知能力の低下
判断と思考に関する能力の低下や情報処理全般の悪化であり,従来の遂行能力水準からの低下を確認する.
1),2)により,日常生活動作や遂行能力に支障をきたす.
G2.  周囲に対する認識(すなわち,意識混濁がないこと)が,基準 G 1の症状をはっきりと証明するのに十分な期間,保たれていること.せん妄のエピソードが重なっている場合には認知症の診断は保留.
G3.次の 1項目以上を認める.
1)情緒易変性
2)易刺激性
3)無感情
4)社会的行動の粗雑化
G4.基準G1の症状が明らかに6か月以上存在していて確定診断される.

際疾病分類第10版(ICD-10)

となっています。

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認知症の初期症状は?

アルツハイマー型認知症の初期に見られる機能障害

・もの忘れ
・判断力の低下
・時間と場所の見当識障害
・失名詞
・感情面の変化(アパシー、悲壮感、抑うつ気分)

アルツハイマー型認知症の初期では、物忘れや判断力、見当識障害により不安も出て来やすい時期になります。
これが、不安や幻覚、妄想、徘徊などに後につながってしまうことがあるため、できるだけ不安を取り除けるようなアプローチをしていくことが大切になります。
人の名前は覚えにくいですが、顔の認知はよいことが特徴です。
そのため、いいケアをしている人は覚えられやすく、また呼ばれやすかったりします。
ケアの際はなんとなくでもよいのでいいイメージを残せるようにしておくと、なじみの人となり安心感を与えることにつながります。
コミュニケーション面では話の中で単語が出て来にくいことがあります。
感情面では、日常のことに対する無関心や意欲の低下、抑うつ気分などが出現することがあります。

前頭側頭型認知症(ピック病)の初期に見られる機能障害

前頭側頭型認知症(ピック病)の初期に見られやすい機能障害は以下のようなことが挙げられます。

・人格変化
・感情面の変化(恐怖感の喪失、自発性の低下(アパシー))
・判断力の障害
・社会的に不適切な行動
・言語障害(失名詞、回りくどい表現)

前頭側頭型認知症(ピック病)では、初期では記憶障害はみられにくいため、不適切なケアが、スタッフとの関係性のとりにくさにつながることがあります。
自発性の低下では、意欲低下や趣味への興味がなくなるなどがみられます。
社会的に不適切な行動としては、脱抑制(幼稚な言動や浪費など)、固執・常同性(同じ事を言う(保続)、同じ道を歩かないと気が済まない、特定のものしか食べない、異物を口に入れるなど)がみられます。

脳血管性認知症でみられる機能障害

脳血管性認知症の診断基準からすると、

・記憶障害やその他の認知機能(見当識、注意力、言語能力、視空間機能、計算、行動能力、運動統御、抽象思考、判断力)障害
・脳血管障害による局在徴候(半身不全麻痺、中枢性顔面神経麻痺、バビンスキー徴候、感覚障害、半盲、構音障害)

がみられます。

また、脳血管性認知症が確定ではないが、見込みがある症状として、

・歩行障害が初期から出現
・ふらつきや頻発する原因不明の転倒
・泌尿器科疾患ではない尿失禁などの泌尿器科的な症状
・仮性球麻痺
・性格と情緒の変化、自発性低下、抑うつ、感情失禁、精神運動の不活性化、行動能力の障害など

が挙げられます。

詳しくは、以下の記事も参照してください。
認知症の評価スケールとアプローチ!対象者に合ったバッテリーを用いた効果測定に向けて!

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兵庫県版認知症チェックシート(認知症リスク評価スコアつき)の紹介

「兵庫県版認知症チェックシート」は、認知症の可能性についてご自身やご家族などの身近な方がチェックすることができます。認知症を疑う症状があったり、心配な時はかりつけ医などの身近な医療機関にご相談ください。かかりつけ医がいない場合や、お近くの医療機関がわからない場合は、認知症相談医療機関や各市町に設置している認知症相談センターへご相談ください。必要な場合は専門医療機関へつなぎます。

「認知症リスク評価スコア」は、今の生活習慣を振り返ることにより、4年以内に認知症になるリスクを知ることができます。リスクを正しく知ることで、今後の行動につなげることができます。

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf29/25nintisyousi-to.html

詳しくは、以下のPDFファイルを参照してください。
兵庫県版認知症チェックシート(認知症リスク評価スコアつき)【A3:8ページ】(PDF:2,075KB)



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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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