脊椎圧迫骨折に対するリハビリテーション-バランス機能障害のとらえ方とアプローチ-
脊椎圧迫骨折に対するリハビリテーションとして、バランス機能障害のとらえ方とアプローチについてまとめていきたいと思います。
目次
脊椎圧迫骨折に対するリハビリテーション-バランス機能障害のとらえ方とアプローチ-
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脊椎圧迫骨折とバランス障害の特徴

- 脊椎圧迫骨折を 2 椎体以上有する高齢者は、脊椎圧迫骨折のない高齢者と比較して歩行能力やバランス能力が低下
- 脊椎圧迫骨折が 3 椎体以上に及ぶと単椎体のみの場合と比較して、移動を中心とするADL が低下し、自宅復帰困難となる危険性が高くなる
- 脊椎圧迫骨折における受傷機転として、転倒に起因するものが約半数

- 脊椎圧迫骨折患者は脊椎圧迫骨折がない高齢者と比較して随意運動中のバランス機能を評価するFunctional reach test が短かい
- Timed up and go test が長かった
- 静止立位姿勢での課題遂行時の足圧中心の軌跡長を比較した結
果、有意な差を認めなかった
脊椎圧迫骨折と転倒

- 予期しない外乱負荷によるもの(滑る、つまづくなど)
- 転倒方向は後方が多い
- 後方への外乱負荷応答は重要な要素になる

- 肩関節や股関節屈曲、足関節背屈する
- 前脛骨筋から大腿四頭筋、腹筋群へと上行性に身体前面の共同
筋群が活動する - 外乱が大きくなると新たな支持基底面を作り出す(ステッピング反応)

- 脊柱後弯増大
⇨重心位置が後方になる - 円背進行
⇨足圧中心の後方への移動量が小さくなる
⇨後方バランスが取りづらくなる(重心が支持基底面から外れやすい) - 脊椎後弯と足趾把持力との間に有意な負の相関
⇨足趾把持力は重心の前方化に寄与する
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