カテゴリー

スキマ時間勉強なら「リハノメ」

リハビリテーション職種のための資産形成術

翼状肩甲(前鋸筋筋力低下)の評価と筋力トレーニング方法

上肢帯と肩関節のアライメント異常として、翼状肩甲があります。菱形筋が優位で前鋸筋の筋力低下がある状態が続くと、ローテーターカフ(回旋筋腱板)の筋力低下にもつながり、上腕骨が上方変位する異常を生じさせることにもつながります。今回、翼状肩甲(前鋸筋筋力低下)の評価と筋力トレーニングについて、文献を参考にまとめていきたいと思います。

目次

 翼状肩甲(前鋸筋筋力低下)の評価と筋力トレーニング

スポンサードサーチ

参考文献

スポンサードサーチ

肩関節や筋力に関するオススメ記事

スポンサードサーチ

翼状肩甲

上肢帯と肩関節のアライメント異常として、翼状肩甲があります。

翼状肩甲は、肩甲骨の下部が浮き上がることで翼のようにみえることからその名前で呼ばれています。

菱形筋が優位な場合、肩関節下垂位における肩関節外旋運動の際に、菱形筋の形がはっきりと確認することができます。

また、肩関節外旋運動の代償として、肩甲骨内転と下方回旋が生じます。

肩甲骨内転、下方回旋の代償を防ぐために肩甲骨の内転をとめるように固定すると、肩関節外旋の関節可動域と筋力低下が確認できます。

菱形筋の筋活動が優位な場合、拮抗筋である前鋸筋には筋力低下がある可能性があります。

スポンサードサーチ

前鋸筋の機能的検査

①肩甲骨面上(肩甲骨の向いている方向)30°外転位にてその肢位を保ちます。
②上腕骨内転方向に抵抗をかけます。

判定:抵抗をかけても肩甲骨の位置に変化がなければ正常となります。

*前鋸筋による肩甲骨上方回旋力の固定が不十分な場合、肩甲骨は不安定となり、三角筋の牽引力に打ち勝つことができず、三角筋の筋力により肩甲骨の下方回旋がみられます。

スポンサードサーチ

菱形筋優位(前鋸筋筋力低下)とローテーターカフ筋力低下の関係

菱形筋が優位で前鋸筋に筋力低下がある場合、肩甲骨上方回旋が不十分となり、肩関節挙上運動が不十分となります。

菱形筋が棘下・小円筋の外旋を代償することになり、そのような状態が続くと棘下・小円筋の筋力低下につながります。

棘下筋・小円筋に筋力低下があると、肩関節挙上運動時に上腕骨頭を関節窩に引きつける作用が働きにくくなり、上腕骨頭が上方変位することにもつながります。

スポンサードサーチ

前鋸筋の筋力トレーニング

肘ばい、四つ這い
①肘ばいの姿勢をとり、前腕にて地面を支持します。
②肘にて地面を押し、肩甲骨を前方に突き出します(前方突出)。
③肘ばいでの運動が可能であれば、四つ這い姿勢をとり、同様に肩甲骨を前方突出させます。
④四つ這いでの運動が可能であれば、片手で地面を支持し、肩甲骨を前方突出させます。

*パートナーがいれば、肩甲骨の上から押してもらい、肩甲骨前方突出に対して抵抗をかけます。

四つ這い雑巾掛け
①四つ這いにて片手で地面を支持し、肩甲骨前方突出させます。
②外乱刺激として、雑巾(タオル)を使用し、反対側の手で雑巾掛けを前後左右、斜めなど様々な方向に行い、その間前鋸筋の筋収縮を保持します。



呼吸療法認定士の資格を取りたい方は必見

呼吸療法認定士の資格勉強は隙間時間にするのがコツです。

呼吸療法認定士 eラーニング講座

スキマ時間勉強ならリハノメ

PTOTSTのためのセミナー動画が見られます。

各分野のスペシャリストが登壇しているので、最新の知見を学びながら臨床に即活かす事が可能です。

セミナーあるあるですが、、、メモ取りに夢中になり聞き逃してしまった。

なんてことはなくなります。何度でも見返す事が可能だからです。

高額なセミナー料+交通費、昼食代を支払うよりも、スキマ時間を見つけて勉強できる「リハノメ」を試してみるのも良いのではないかと思います。

臨床で差をつける人は皆隠れて努力していますよ。

長い期間で契約したほうが、月額が安くなります。

PT.OT.STのための総合オンラインセミナー『リハノメ』

PTOTSTが今より給料を上げる具体的方法

転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

PT/OT/STの転職紹介なら【マイナビコメディカル】

kazuya