圧迫骨折のリハビリテーションでは、急性期(骨癒合が得られるまで)と慢性期(骨癒合後)に分けて考える必要があります。今回、骨癒合が得られるまでの急性期のリハビリテーションと歩行練習について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

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 圧迫骨折のリハビリテーションと歩行練習(骨癒合が得られるまでの時期への介入)

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文献

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圧迫骨折(急性期)とリハビリテーションの目的

圧迫骨折の急性期(骨癒合が得られるまで)の目的は、骨癒合の促進を阻害せず、椎体の圧潰の進行を防ぐことです。
リハビリテーションでは、体幹や下肢筋を強化することで、姿勢の維持や矯正を図っていきます。
脊柱後弯、椎体の圧潰進行は腰背部の筋緊張を亢進させ、慢性的な筋疲労にもつながり腰背部痛を生じさせてしまいます。
早期より離床許可が出た場合、ADLやQOL低下を防ぐために歩行機能を向上させ、ADL指導も行う必要があります。

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椎体の圧潰を防ぐコルセットの役割

圧迫骨折後は、骨癒合が得られるまで椎体の圧潰変形は進行してしまいます。
それを防ぐためにもコルセットの役割は重要です。
リハビリテーションの実施前にはコルセットが体と適切に密着しているか、体幹屈曲や伸展が外固定により制動されているかを確認する必要があります。

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圧迫骨折のリハビリと歩行練習

歩行は有酸素運動の一つですが、有酸素運動の効果として以下のようなことが挙げられています。

有酸素運動は腰椎の骨密度を0.83%高めるとされている。

有酸素運動は転倒の発生率を有意に減少させると報告している。

有酸素運動は、骨に対する適度な刺激や全身の機能を高め、骨量の維持・増加や転倒の抑止に有効と考えられている。

骨粗鬆症を原因とした脊椎圧迫骨折の病態理解と運動療法

主治医の許可が下りれば、導入しやすい歩行練習が有酸素運動としては最適です。

歩行練習の運動強度に関しては、骨密度を増加するために推奨されているのは最大酸素摂取量の60%とされています。
高齢者ではこの強度で行うと難しいことがあるため、最大酸素摂取量の50%または40%が適切と考えられています。
対象者の能力により歩行時間、距離などを調整していく必要があります。

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運動強度の自覚度と運動強度、心拍数の関係

主観的運動強度(Ratings of perceived exertion:RPE)

等級自覚度強度(%)心拍数(拍/分)
20100200
19非常にきつい98.9
1885.8180
17かなりきつい78.6
1671.5160
15きつい64.3140
1457.2
13ややきつい50.0120
1242.9
11楽である35.7100
1028.6
9かなり楽である21.480
814.3
7非常に楽である7.160
60

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歩行練習に適切な姿勢

歩行練習では、歩行姿勢にも注意を向ける必要があります。
その目安にはC7PL(第7頸椎椎体中心からの鉛直線)を用います。
C7PLが大転子よりも後方にある姿勢をとり歩行練習を行うことが重要です。
頭部の重心位置が圧迫骨折部より前方にあると、椎体の圧潰は進行する可能性が高いためです。
歩行練習中に筋疲労によりC7PLが前方になり、姿勢の自己矯正が難しい状態になるのであれば適宜休憩をとりながら行う必要があります。

歩行距離の最終目標は連続歩行30分、1日7000歩程度です(内科疾患や対象者のニーズなどによりゴールは異なります)。
初めは30m程度から開始し、歩行時間や距離を増やしていきます。

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