侵害受容性疼痛のリハビリテーションとして、炎症期における注意事項と可動域・筋力練習の進め方についてまとめています。
侵害受容性疼痛のリハビリテーション-炎症期における注意事項と可動域・筋力練習の進め方-
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疼痛の分類
- 急性疼痛と慢性疼痛
- 急性疼痛は生体への警告信号として働く生理的な痛み
- 慢性疼痛は治療に要すると期待される期間の枠を超えて持続する痛み
- 慢性疼痛は急性疼痛を繰り返す慢性疼痛と難治性慢性疼痛に分類される
- 痛みの発生源により侵害受容性、神経障害性、痛覚変調性に分類される
侵害受容性疼痛とは
- 組織損傷を引き起こす機械刺激や熱刺激、炎症反応で産生された化学物質により末梢神経の侵害受容器が刺激され生じる痛み
- 外傷や変形性関節症等の運動器疾患が該当する
- 炎症所見
・発赤
・腫脹
・熱感
・疼痛
・機能障害
- 局所の圧痛
- 疼痛部位に炎症所見があれば侵害受容性疼痛を疑う
侵害受容性疼痛にどう対応するか
- 疼痛に繋がりにくいポジショニングはないか
- 疼痛に繋がりにくい動作方法はないか
- 安静を目的としたスプリントの検討
- アイシングや超音波療法の検討
- 電気刺激(TENS)の検討
侵害受容性疼痛にどう対応するか(関節可動域運動)
- まずは愛護的に動かす
- 疼痛が強い場合、動かすことにより過緊張状態になりやすい
⇨安楽な姿勢を検討 - 強い伸張は術創部や筋縫合部へのストレスとなる
⇨疼痛や緊張軽減に合わせて他動伸張範囲を大きくする
- 可動域運動前に温熱療法を用いる事も有用
- ストレッチによる微細な組織損傷により疼痛が持続する事がある
⇨実施後にアイシングや説明を行い、予期不安を軽減させる
侵害受容性疼痛にどう対応するか(筋力増強運動)
- 疼痛が強い
⇨防御性収縮により関節運動をうまく行えない
負荷の軽い運動から実施 - 運動後の疼痛が長時間持続している場合、過負荷になっていた可能性あり
⇨負荷量・強度の調整を行う