神経障害性疼痛のリハビリテーションとして、痛みの特徴や対応方法、アプローチの具体例についてまとめています。
神経障害性疼痛のリハビリテーション-痛みの特徴や対応方法、アプローチの具体例-
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疼痛の分類
- 急性疼痛と慢性疼痛
- 急性疼痛は生体への警告信号として働く生理的な痛み
- 慢性疼痛は治療に要すると期待される期間の枠を超えて持続する痛み
- 慢性疼痛は急性疼痛を繰り返す慢性疼痛と難治性慢性疼痛に分類される
- 痛みの発生源により侵害受容性、神経障害性、痛覚変調性に分類される
神経障害性疼痛とは
- 体性感覚神経(中枢や末梢)の変性、断裂、損傷、虚血等により生じる
- 【例】
・手根管症候群(末梢性)
・糖尿病性神経障害(末梢性)
・脊髄損傷(中枢性)
・視床痛(中枢性)
- 解剖学的に、神経支配に一致した部分が痛くなる
- 痛みの表現として「電気で刺すような」「灼熱」等が聞かれる
- 痛覚過敏、アロディニア(通常では痛みを引き起こさない刺激で激しい痛みを感じる)などが生じる
- 神経学による所見、身体所見、画像所見により診断
神経障害性疼痛にどう対応するか
- アロディニア
⇨通常では痛みを引き起こさない刺激で激しい痛みを感じる(軽微な接触や圧迫、寒冷、衣服による摩擦など)
⇨日常場面での四肢の使用場面が少なくなる
⇨使用しない事による筋力低下等につながる
*四肢を可能な範囲で使用させる事が必要
*NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は無効(ロキソニンやボルタレンなど)
- 経皮的電気刺激(TENS)
⇨周波数と強度を、主観的なしびれ感の細かさ(ビリビリやチクチク)と強度に同調させる
- 痛みを感じない程度の触刺激の入力
・摩擦刺激(動的触覚)は受け入れにくい
・軽い圧迫(静的触覚)は受け入れやすい
- 神経障害性疼痛は難治性疼痛
⇨薬物療法も行われる
・プレガバリン
・トラムセット など
・炎症を伴う場合は非ステロイド性性抗炎症薬も使用される