脊椎破裂骨折と脊椎圧迫骨折の違い、危険性、治療法(保存・手術)の注意点についてまとめています。
脊椎破裂骨折と脊椎圧迫骨折 どう違う?どちらが危険?治療法(保存・手術)の注意点
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圧迫骨折で注意が必要なケース
- 椎体後壁損傷がある場合
- 破裂骨折がある場合
- 胸腰椎移行部での圧迫骨折で圧潰が進行した場合
- 圧潰部が脊柱管内に入り脊柱管狭窄症となる事がある
⇨胸腰椎移行部では特に注意
- 椎弓根部の損傷がある場合、後壁損傷が進み神経症状を呈しやすくい
- 椎体後方(背中側)の損傷では脊髄を損傷しやすくなる
圧迫骨折と破裂骨折
- 圧迫骨折
・骨折が椎体の前壁(お腹側)にある状態で止まる
・神経症状(運動麻痺や痺れ等)は伴わない - 破裂骨折
・骨折が椎体の後壁(背中側)にある状態
・骨片が脊柱管(脊髄神経の通り道)に突出すると神経症状が出現する場合がある
破裂骨折の注意点
- 骨が神経を圧迫し、神経症状が出現する
※初めから運動麻痺や痺れが出現するとは限らない
- 骨片(骨の破片)による神経圧迫が徐々に強くなり、神経症状が強くなる
- 破裂骨折でも、神経圧迫が軽度であれば保存療法(数ヶ月のコルセット着用)になる
⇨40-50%以上の脊柱管の占拠があれば手術での除圧が必要 - 破裂骨折で神経症状があれば手術療法を検討する
破裂骨折の手術療法
- 椎体除圧固定術
・骨折部の上下にスクリュー(ネジ)を挿入し、スクリュー同士をロッド(棒)で固定する
・上下の骨を固定する事で骨折部の骨癒合が図られ、骨への圧力が軽減し、神経圧迫がなくなる
- 骨粗鬆症があると、スクリュー挿入部での骨折やネジの緩みによる抜けが生じる可能性がある
- 後弯変形が強く固定されている場合、骨切りが行われる場合がある
- 術後はコルセットを着用し、過度な体幹前傾などは避ける