リスク管理とフィジカルアセスメント!動静脈の末梢循環不全の評価法!
血液循環は、動脈循環と静脈循環があります。今回、リスク管理とフィジカルアセスメントとして、動静脈の末梢循環不全の評価方法をまとめていきたいと思います。
目次
リスク管理とフィジカルアセスメント!動静脈の末梢循環不全の評価法!
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動脈循環と静脈循環
動脈循環は、心臓から末梢部へ血液を送り出す循環様式のことをさします。
一方で、静脈循環は末梢部から心臓へ血液を戻す様式のことをさします。
動脈循環の末梢循環不全を評価するということは、体の末梢部まで血液がしっかりと送られているかを評価するということです。
また、静脈循環の末梢循環不全を評価するということは、静脈が末梢部から心臓に血液をしっかりと戻しているかを評価するということです。
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手の動脈の末梢循環を評価する方法(アレンテスト)
アレンテストは手の動脈の閉塞を調べる検査です。
①対象者の手を取り、橈骨動脈と尺骨動脈を圧迫します。
②対象者にしっかりと自分の手を握ってもらいます。
③両動脈は圧迫したまま、対象者が握っている手を開いてもらいます。
④どちらか片方の動脈は圧迫したまま、一方の圧迫をなくします。
*正常であれば、白色になった皮膚が3-5秒程度でピンク色に戻ります。
*どちらかの動脈が閉塞している場合、閉塞していない側を圧迫していると末梢に血液が行き渡らなくなります。
アレンテストは、血液透析のシャントや動脈ラインの挿入などの際にも行われます。
足の動脈の末梢循環を評価する方法
足の動脈循環を評価する方法です。
①背臥位にて対象者の両下肢を持ちあげ(股関節屈曲60°程度)、1分程度保持します。
②端座位となってもらい、足の色調がピンク色になるまでの時間を計測します。
*足を挙上すると色調が白色に変わり、端座位をとり下肢を垂らすと色調がピンク色に変わります。
*通常、10秒程度で色調がピンク色に変わります。
*足の動脈の末梢循環不全があると、心臓から下肢に血液が送られにくくなるため、色調が白色のままになります。
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静脈の末梢循環不全を評価する方法(ホーマンズ徴候)
ホーマンズ徴候は、静脈の末梢循環不全を評価する方法です。
下腿三頭筋を伸張させる方法
①背臥位にて、足先と膝部分を支え、軽度膝屈曲位で保ちます。
②足関節背屈に伴い下腿三頭筋を伸張させます。
*下腿三頭筋に疼痛があれば静脈血のうっ滞している可能性があります。
下腿三頭筋の触診による方法
①背臥位にて、検査側の膝を立てます。
②下腿三頭筋を手指で掴み圧迫します。
*下腿三頭筋に疼痛があれば静脈血のうっ滞している可能性があります。
ホーマンズ徴候が陽性の場合の注意点
ホーマンズ徴候が陽性(下腿三頭筋に疼痛あり)の場合、下肢の静脈血がうっ滞し、深部静脈血栓症を発症する危険性があります。
深部静脈血栓症の所見には他にも、片側の下肢の腫脹・疼痛、下肢表在静脈の怒張、鼡径部の圧痛、下肢の腫脹・疼痛、下肢表在静脈の怒張、鼡径部の圧痛、などがあります。
リハビリテーション場面でこのような所見が確認された場合は、医師に報告するようにしてください。
また、深部静脈血栓症が確認された場合は、下肢マッサージを行うと下肢の静脈にある血栓を移動させ、肺血栓塞栓症を誘発する可能性があります。
そのためマッサージは禁忌になります。
肺塞栓症では、突然はじまる息切れ、胸の痛み、咳などの症状がよく見られます。
下肢のむくみや痛みが先行することもあります。
突然の意識障害や心停止が最初に起こる場合もあります。
そのため、ホーマンズ徴候に加えて息切れや胸の痛み、咳などの症状が確認される場合、肺塞栓症の可能性もあるため医師に報告するようにしてください。
浮腫や深部静脈血栓症については以下の記事も参照してください。
- 浮腫の種類(全身・局所、圧痕・非圧痕など)と評価、リハビリテーション
- 深部静脈血栓症(deep venous thrombosis:DVT)とホーマンズ徴候
- 深部静脈血栓症(deep venous thrombosis:DVT)の臨床症状とアセスメントと注意点
- 血液データアセスメント-Dダイマーと静脈血栓塞栓症-



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