高齢者やリハビリテーション対象者においては、生活リズムの乱れからADLやQOLなどに影響を受ける方もしばしば確認されます。生活リズムを評価し、その調整をすることで、生活の質を高めることも可能になることがあります。今回、睡眠-覚醒リズムの評価として、老人生活リズムインベントリーの概要と評価方法、結果の解釈についてまとめていきたいと思います。

目次

睡眠-覚醒リズムの評価!老人生活リズムインベントリーの概要と評価方法、結果の解釈!

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老人生活リズムインベントリーの概要

老人生活リズムインベントリーは、観察評価により対象者の睡眠-覚醒リズムを評価するものです。
信頼性、妥当性については検討はされていません。
老人生活リズムインベントリーでは、睡眠-覚醒状態について、対象者のその時々の状態を把握できるという利点があります。
また、観察方式なので、対象者本人の認知機能が低下していても、睡眠-覚醒リズムを評価することが可能になります。
一方で、観察者によって判断が異なることがあったり、対象者の状態を把握しておくためには頻繁に評価を実施しなければならないというデメリットもあります。

老人生活インベントリーでは、睡眠-覚醒の判断基準があり、それに従って対象者の状態を「睡眠」「休息」「覚醒」「活動」に分類していきます。

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老人生活リズムインベントリーの評価方法

以下の判断基準に基づいて、前途した「睡眠」「休息」「覚醒」「活動」に分類していきます。

A睡眠
①目を閉じている
②ベッドやいすにもたれ、身体を支えられている
③呼吸パターンに変化がない
④鼾や寝息が聞かれる
⑤筋弛緩状態
・口元が緩む
・流涎が見られる
・上肢がだらりと垂れている
⑥刺激に対して反応が見られない、または反射が見られる

B休息
①目を閉じている、または開いている
②ベッドやいすにもたれ、身体を支えられている
③体動がある(寝返り、体位の変化)
④呼吸パターンに変化がある
⑤鼾や寝息が聞かれない
⑥筋の緊張が見られる
・口元が閉じている
・流涎が見らない
・上肢の緊張が見られる(腕を組む、体のわきにつける)
⑦刺激に対する反応が見られる
⑧行為を起こしていない

C覚醒
①目を開いている
②ベッド上、または車椅子上にいる
③筋の緊張がある
④受動的な行為がある

D活動
①目を開いている
②ベッド上にいない、車椅子では移動している
③筋の緊張がある
④自発的行為を行う

永江美千代他「入院中の老人の生活リズムの分析と援助」千葉大学看護学部紀要 (15), 111-117, 1993-03

これらの判断基準を用いた観察の他にも、観察時の対象者の言動、表情、他者との関わりも記載します。
また、対象者への援助を行った場合には、援助者がどのような気持ちで行ったか(どう考えて何を行った)を記載していきます。

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老人生活リズムインベントリーの結果の解釈とその活用法

老人生活リズムインベントリーで得られた情報は、下図のように整理するとさらにわかりやすくなります。

出典:永江美千代他「入院中の老人の生活リズムの分析と援助」千葉大学看護学部紀要 (15), 111-117, 1993-03

この表では、対象者と援助者との人的交流も生活リズム形成のヒントとしての材料になると考えられており、対象者→援助者、援助者→対象者といった人的交流の方向性も示されています。
また、食事摂取や服薬、排尿・排便についても記載されており、どの因子が生活リズムに影響を与えるのかを考えられるようになっています。
さらに、対象者の言動や表情も分析することで、心理的側面も考慮しながら、対象者の生活リズムを阻害する要因は何なのか、そしてそれを取り除くにはどうすれば良いのかを考えるためのヒントを探ることが可能になります。



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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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